豆は「しあわせ」のタネである

6月16日、和菓子の日

「和菓子の日」は、嘉祥の日に由来する記念日

6月16日が「和菓子の日」と知ったのは、確か4〜5年前のこと。

全国和菓子協会さんのグッズをいただいて、そこに書いてありました。それから、毎年6月16日を意識するようになりました。

薮光生 先生が専務理事を務めておられる全国和菓子協会のホームページには、和菓子の日について記されています。

ざっと要約すると、発端は西暦848年6月16日まで遡り、時の天皇が健康招福の祈りと共に、お菓子やお餅を神さまにお供えし、元号を「嘉祥」とされました。室町時代や安土桃山時代、江戸時代にも、お菓子やお餅を差し上げたり、振る舞ったりしたのだとか。明治時代まで続いた「嘉祥の日」を現代に復活させたのが「和菓子の日」の始まりだそうです。

詳細は、コチラに掲載されています。

 

近くの和菓子屋さんへ

昨夏、東京の全国和菓子協会に取材で伺い、薮専務のお話をお聞きしました。コロナ禍が一段落したかと思われたピークの狭間に受けていただいた取材でした。

薮先生は「この度のウイルスは、人と人との接触を阻害する非常に困った事態を作り出しました。企業間の手みやげ需要や、お中元・お歳暮が減少することで痛手を受けている和菓子業界にとって、いっそう困る原因ではありますが‥‥ 

小さな和菓子店では、巣ごもり需要の影響で、家庭内消費が増えています。単価は贈答品ほど高くありませんが、コロナ禍が落ち着いたとき、また人と会い、会話を楽しむ際に使っていただけるお店や商品発掘の意味でも、ご家族で和菓子を囲ん でいただくことは、未来への種まきです。

和菓子屋が100人いれば、100通りの餡ができます。朝生(朝作ってその日に売る和菓子)を始め、一つひとつがどうしたら美味しくなるかを繰り返し確認しながら、努力していってほしいと思います」とおっしゃっておられました。

あの時の薮先生のお言葉に、まさか1年後の今も、コロナ禍がこんなふうに続いていようとは、私は予測していませんでした。和菓子職人さんたちにとっても、苦節する日々が長すぎるように思います。

あす、6月16日、全国の甘いもの好きな人たちが、自分の近くの和菓子屋さんに足を運んでくれたらいいなと思います。明日に限らず、6月中にどこか1軒、今まで訪れたことがない新たな和菓子屋さんで買い物をすると‥‥ それだけで、和菓子需要が少しは増えるように思います。

6月、旬の「水無月」もおいしいし、「あゆ」や葛まんじゅうも捨てがたい。店頭で「1日に1人に3つは多いかなぁ‥‥?」などと思いながら、家族の分まで選んでみるのも楽しそうです。

私の最寄りは「とらや一条店」です。そう言えば「和菓子の日」ポスターが、ガラス越しに貼られていました。明日はどこか、京都の未踏の和菓子屋さんを訪ねてみたいと思います。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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