豆は「しあわせ」のタネである

3月14日は、とうふを贈る日になればいいな

ホワイトデーの始まりは「マシュマロデー」から

世界でいちばんバレンタインデーが盛大なのが日本というのは周知のことで、その1ヵ月後にホワイトデーを発明したのは、ふるさと福岡のお菓子屋さんです。

ホワイトデー(マシュマロデー)が石村萬盛堂が発祥なのも、今となっては有名ですね。萬盛堂さんのマシュマロ「鶴の子」に端を発します。「バレンタインデーにキミからもらったチョコレートを、僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」がコンセプト。昭和53年(1978年)の3月から始まったそうです。萬盛堂さんと岩田屋さんのやり取り・・・そのあたりのエピソードは、萬盛堂さんのホームページに載っています。

始めて数年はさほど広まらず、マシュマロデーをホワイトデーと言い換えてから、一気に広まっていきました。1978年→2019年、既に40年以上たっているのですね。

 

マシュマロととうふは、似てるかもしれない

Q:白くてふわふわしてるものなぁに?

A:とうふ、マシュマロ、綿菓子、生クリーム、ソフトクリーム、・・・

この1年、とうふや揚げをたっぷりと食べてきた私としては、白くてふわふわしてるものと言えば、とうふなのですよ。

大豆のたんぱく質やイソフラボン、カルシウムやマグネシウムが身体に良いと聞くし、「ホワイトデー」からイメージする、白い日に「とうふ」を贈る人がいてもいいと思うのです。

温度管理が手間ではありますが、生チョコを贈ると思えば、とうふを贈るのも大差ありません。

 

3月14日は「とうふ」でしょう!

とうふの中でも、おすすめは「おぼろとうふ」。

ほかのとうふより、ちょっぴり高級品。もめんや絹に比べ、1.5倍くらいの値がついているところが多いようです(おおかた250円〜400円くらい)。高級なチョコレート1粒と思えば、決して高くはありません。

持ち帰る人のことを考えると、直接渡すより、もしかしたらクール便配送のほうが賢いかもしれませんね。2019年にはまだほとんど誰も贈っていないだろう「とうふ」を贈る文化が、10年後には日本国中に定着すればいいなと妄想しています。

別に人からもらわなくても、マイチョコ感覚で、いつもは買わないおとうふ屋さんの手づくりのとうふを自分の家族のために買って、3月14日の夜は日本の食卓の半数にとうふが並ぶ‥‥ そういう夢のような日が、やって来たらいいなと思うのです。

とうふ組合やとうふ協会の皆さま、私のアイデア採用してください。

世間でおいしいとうふがたくさん食べられて、みんなが健康になる。ホワイトデーが、その意識付けの日になればいいな。どうぞ、明日はあなたも、近くのとうふ屋さんに足を運んでください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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