豆は「しあわせ」のタネである

【京都 南山城村】天空のレストラン『山のテーブル』へ

アースディ京都と「やまびこ」

5月に参加したアースディ京都の上映会。その前のオープニングトークに登壇されていた對中剛大(たいなか まさひろ)さんと栁本奈都子さんのお話で、京都府の県境にある南山城村の出会いの場『山のテーブル』に興味を覚えました。

そのあと、栁本さんにいただいた「やまびこ 京都南山城村のおたより」という冊子を見て、ここに行きたい、ここでゴハンを食べたい、と思いました。

食事ができるのは、日曜日と月曜日。毎週ではなく、掲載された日のみ。友人を誘い、日にちを合わせて予約申込み。予約メールのやり取り時点から、何かステキなことがありそうな予感がしました。

京都から電車を何本か乗り継いで、最後は1両編成の列車に乗って、村タク(村営タクシー/1人・1区間乗車 300円)で山頂にある現地へ。「山のテーブル」は村の保育園だった空間を活用して、人が集うスペースとして開かれています。

やまびこ誌によると山のテーブルは「人と人とがつながるテーブル」「食べるランドスケープ」をコンセプトに、村のいい空気を感じさせてくれる居心地のいい空間です。素焼きの花瓶やガラスの器に、山野草がステキに切り取られて花を咲かせていました。

ここは、平地より5℃くらい気温が低いそうで、夏は涼しく、冬はなかなか寒そうです。

 

『山のテーブル』對中さんの料理と栁本さんのおもてなし

食前茶からデザートまで、美しく繊細な料理でした。

「写真は撮っていいけど、10枚まで」「動画NG」のルールに従って、忘れたくない料理の数々を記録してきました。未熟な写真ゆえ、芸術品のような実際の料理を表すには至りません・・・

△ 食前茶 ブルーベリー・赤しそ・小さくて緑色の柿の実・松葉の幼葉・たくさんのミント・湯/その日に摘んだ山野草が一つのポットで調和します。

 

△ 前菜「風景と植物の冷製 ー 夏の始まり ー」 穀物(ひえ?)のリゾット・大根・木いちご・レモンと  のジュレ&・・・ /葉っぱの蓋が印象的でした。還元水を回しかけてくださる演出も

 

△ トウモロコシの冷たいスープ  極旨の白いトウモロコシのスープに、極甘い玉ねぎのスープを追い足す演出も。酒粕の風味を思わせる余韻を感じました

 

△ 冷菜「天然真鯛と四葉胡瓜とズッキーニ」 緑色と黄色のズッキーニスライスは昆布だしに浸したもの、焼きネギの香ばしさに、おろし胡瓜の冷ややかさ。赤キャベツの彩りが麗しい

 

△ 冷菜「平飼い鶏とナスとトマトとスモモ」 鶏ミンチとジャガイモだんごにクスクスの衣・フルーツトマト・すもも・那須のペーストが沿えられていました

 

△ 主菜「愛農ポークのロースト」 うえださんのお米「ミネアサヒ」のごはん  愛農学園高校の学生さんがオーガニックで育てた豚の肩ロース・新じゃがロースト・新玉ねぎのロースト・小松菜・おかひじき・大葉の素揚げ/豚肉の脂身まで美味しいと感じました。おかひじきを味噌汁以外で食したのも初めて

 

△ 茶菓「河内晩柑と山椒の羊羹」、童仙房の「ヤブキタ」ほうじ茶/白っぽい羊羹だから、おそらく白餡がベースでしょう。手亡豆かな? などと思いながら味わわせていただきました。柑橘と白餡、合います。山椒の実がトッピングされた羊羹は初めて。

木のスプーンに豆の焼印は感動モノ! 美山の作家さんで『sola woodworks』さん作とのこと。

 

13時半過ぎに始まったランチタイムの2部は、16時過ぎにお開きとなりました。

「愛でる」という言葉があるけれど、對中さんの料理は正に「愛でる」「愛おしむ」「愛しむ」といった愛に満ち満ちた料理。近県を巡り食材を揃え、時間をかけて下ごしらえし、じっくりと美味しさを引き出す。「馳走」の言葉がぴったりの遅がけランチでした。

栁本さんとの会話、お心配り、空間の生かし方、山野草のしつらえ、ゆっくりと流れる心豊かな時間を過ごさせていただきました。

山のテーブル、1日がかりで訪れるにふさわしい、すてき過ぎる空間です。結婚記念日とか、誕生日とか、長寿のお祝いとか、特別な日に似合うように思います。

 

山のテーブル 京都府相楽郡南山城村童仙房三郷田47 旧野殿童仙房保育園

https://www.yamanotable.com/home

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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