豆は「しあわせ」のタネである

小正月の雑煮会を開催しました

2022.01.15

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1月15日、第2回 雑煮の会

コロナ第6波が、このタイミングでやって来るとは・・・ たくさん心配し、調整もしましたが、昨年からの計画どおり、雑煮会を開催することができました。参加してくださった皆々様と、お知恵を授けてくださった諸先輩方のおかげです。無事に終了しました。ありがとうございます。

本日、皆さまにご賞味いただいたのはこちら。写真ではわかりにくいかもしれませんが、奈良の「きな粉雑煮」と「ネコ餅を添えた 小豆かゆ」です。

皆さまにお配りしたしおりの文言を載せておきます。

 

奈良「きな粉雑煮」

□第1回 2021年1月11日 高松「あん餅雑煮」

□第2回 2022年1月15日 奈良「きな粉雑煮」

奈良きな粉雑煮の材料には丸餅・里芋・金時人参・大根が入り、地域によっては絹ごし豆腐や蒟蒻が入るようです。出汁は昆布のところもあれば、いりこ出汁のところもあります。

味噌は関西白味噌文化圏に属する奈良も、白味噌仕立て。きな粉を別添えにするのが特徴です。

今回の雑煮会を前に、奈良市と大和郡山市を訪ねました。

奈良市「ならやま茶館」では、汁に入る生姜のすりおろしが美味で、焼いたお餅が入っていました。

大和郡山市の「小杉屋」という和菓子屋さんで、長い立ち話をする中で「奈良は貧しいから、昆布やかつをは使わず、いりこで出汁を引いた名残があります。また、出汁と白味噌にまみれたお餅をきな粉に付けて食べるのが、なんとも美味しいのです。子どもたちに雑煮を食べさせる知恵からあみ出された食べ方なのでしょう」という話をお聞きしました。

ここ3、4年、意識して雑煮を作るようになり、地域性と縁起を大切にする食べものであることを強く感じています。「雑に煮る」と書く雑煮は、作り方が雑なのではなく、身近にある食材とお正月だからの贅沢を「雑多に煮込んだ汁もの」という意味かなと思います。

「雑煮はふるさとだ」、地域のみならず、そのご家庭ならではの味がある「雑煮」。大切に受け継がれていくことを願い、毎年1月に「雑煮会」を続けていきます。

 

小正月の小豆かゆ

宮城県産 ひとめぼれ・京都府産 和知大納言・奈良 小杉屋さんの「ネコ餅」・五島灘の塩 使用。

奈良 東大寺門前 森奈良漬店の奈良漬と、金沢 甘納豆「かわむら」さんの とら豆甘納豆・大福豆甘納豆を添えて

 

来年の予定

2023年のカレンダーを見たところ、おそらく1月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)あたりになりそうです。

本日の参加者さんたちからのリクエストには、

広島の牡蠣雑煮・島根の鮎岩海苔雑煮・兵庫の焼き穴子雑煮・すまし雑煮・あん餅雑煮などが書かれていました。何雑煮にするか、今年いっぱい吟味してご縁のあるお雑煮を作りたいと思います。

参加ご希望の方は、今のうちからリクエストしてくださると、確実に来年のご案内をお送りいたします😃

 

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コメント

    • hinatanomiti
    • 2022年 1月 18日

    こんにちは^^”雑煮会”よかったですね!  (お雑煮のお餅を きな粉につけて食べる)  知りませんでした。 「なんとも美味しい」って い~ですねぇ^^  

    「白花豆のお砂糖を入れる前のホクホク感」 これも絶対においしいはず  たまらないです!

    あと 甘くない豆パンをお探しとか・・・ 私は ご近所の”黒豆パン”お気に入りだったんですが  久しぶり食べたら  (これでもかぁ~)と入ってた黒豆が チラホラと・・・

    しょうがないですね  あっ!  甘くなくて美味しいって想った”おはぎ”があります

    久山本家 総本店 茅乃舎のだしですね(私も 使ってます)で買ったおはぎです^^
    3年前のことですが・・・

    自分でつくれば 甘さも加減できるのでしょうが・・・^^:

    毎日 冷えますね お体に気を付けてお過ごしください^^
     

      • Nodoka
      • 2022年 1月 19日

      hinatanomichi さま ありがとうございます。
      茅乃舎さんは、福岡県在住の頃から存じておりましたのに、そちらのおはぎは食べたことがありませんでした。機会を見つけて味わってみたいと思います。
      お住まい、どちらですか? いつか、hinatanomichi さんにも、お目にかかりたいです。

      日本中がコロナに翻弄されています。どうぞ、ご用心ください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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