【豆類時報122】京都『亀屋良長』掲載
愛と幸せを届けるお菓子づくり
1月下旬に取材を受けていただいた京都・四条堀川近くの『亀屋良長』さんは、220年以上続く和菓子屋さんです。豆類時報の122号に掲載されました。
5,000文字を越える原稿と多めの写真で8ページ、しっかり書かせていただきました。
この取材を通して亀屋良長さんの知らなかったお菓子も知ることができ、そこに込められた想いの面にも心動かせれました。

亀屋良長さんを書いた豆類時報122号の記事は、こちらからダウンロードして読んでいただけます。
村良和社長のこと
取材のときはおよそ1〜2時間ほどの時間をいただき、お話をお聞きします。現場に伺うまでの間に可能な限り情報収集し、その会社の商品を実食、自分なりの認識を持って挑んでいます。
取材後は、その会社やお店の商品を購入し、実際に食べたり作ったりして味わい、原稿に落とし込んでいます。
豆類時報の場合、文字数が多い分、少しの知識では書けません。ですから、長く知っている会社やお店に取材をお願いすることが多くなります。亀屋良長さんのお菓子は、おそらく2016〜7年頃から食べているのではないかなと思います。最初のキッカケは、ジャケ買いならぬ、パッケージ買いでした。

今回の取材は、創業家八代目当主の吉村良和社長が自らお話をしてくださいました。和菓子職人でもあられる吉村社長のお話はとても興味深く、ドラマチックで、わくわくしました。
和菓子づくりに本気で取り組むようになるまでのエピソードやご病気からの再起の話など、初めてお会いした私に「そこまで話してくださって、いいんですか? 書いてもいいんですか?」と思うくらい、たくさん話してくださいました。
最初に4時間以上お話をお聞きし、後日1時間ほど工場を見させていただき書いた原稿です。
想いがこもった分、字数が増えて、編集部でザクザク削られてしまいました。
豆類時報って学術誌で、私の感情や思い入れは必要なさそうです。掲載原稿より生原稿のほうが、おそらく私らしい原稿です。でも、それは世に出ることはありません。
校正のとき、吉村社長だけが読んでくださった原稿。たっぷりと時間をかけて向き合ってくださったから、私も全力を尽くして書いた生原稿、吉村社長が読んでくださったからそれでいい。そう思うことにしています。
昨今は毎号、そんな感じです。
「愛と幸せを届けるお菓子づくり」のタイトルが変えられなくて良かった。どのお菓子からも、愛あるやさしさが伝わってきます。工業製品ではなく、職人さんたちが毎日、豆と向き合ってつくられていることが商品に宿るのだと思います。
織田信長に贈られた戦勝祝いのお菓子「なんばん餅」

時は1582年3月、上賀茂神社が織田信長に贈った祝い菓子を、当時の製法をもとに再現した「なんばん餅」というお菓子。
今から444年前に、こんなお菓子があったとは!! すごいです。

ふわふわではないしっとり、黒糖の素朴な味わいある焼き菓子。小麦粉・黒砂糖・葛粉と醒ヶ井水で作られています。きっと小麦粉も黒糖も当時のものより数段おいしくなっているのだろうと思いますが、それにしても、このお菓子を食べた信長さんは、どんな心持ちになられたことか?
400年以上も昔、こんなお菓子をつくることができたとは! さすが、京都。その歴史の記録のみならず、製法までしっかり残っているのですから。
私は好きです。歴史と文化を感じるこのお菓子。今でも通用する独特な味わい。
これまで5〜6人くらいに贈りました。歴史好きそうな、おじちゃんばかり‥‥笑
製造現場では、スライスようかんをカットする動きに感動しました。

豆類時報は2018年から原稿を入れさせていただいています
「豆類時報」は、日本豆類協会で発行されているWEB媒体です。1995年12月に冊子形式で創刊されて以来30年、豆についての様々な情報を発信されています。豆と豆料理について私の探検記事も載せていただいています。
季刊誌としての発刊で、3月、6月、9月、12月の年4回、情報公開されます。
2018年3月より書かせていただいている私の豆・豆料理探検記も、年4回欠かさず日本各地を取材して原稿を入れています。
バックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
豆類時報 https://www.mame.or.jp/zihou/zihou.html 号数検索してください









豆・豆料理探検家


この記事へのコメントはありません。