豆は「しあわせ」のタネである

「国際マメ年」の師走に思う

img_20160921_1026401月からスタートした「2016 国際マメ年」が、仕上げの月になりました。

今年をマメの年に定めてくださったFAO(国際連合食糧農業機関)や、国連でマメの年が採択されるために動いてくださった諸団体の皆さまに感謝しています。おかげで、この1年はいつも以上に深く深く、豆のことや豆をベースに仕事をされている方々のことを考える年となりました。

地震や大雨、台風など自然災害がたいへんな被害をもたらし、農家さんのみならず関係する方々には、しんどい年となったことと思います。そういう私も、8月の台風の影響を受けた一人です。

 

 

日本の農家さんを守ることと、天候被害、
世界の各地の飢餓や飢饉から生産者さんを守ることと、
いろいろ考えると、安易な発言はできなくなります。

狭い視野で、自分に見えること、聞こえることの思い込みだけで
物事を判断してはいけない。
世界中でひもじい思いをする子どもがいなくなり、
大人も将来の不安や間違った価値観による洗脳や争いがなくなり、
自国も他国もなく、みんなが困っている人を思い合って、助け合って、
生きていける世界になれたらいいのに、と絵空事のようなことを
考えたりします。

世の中そんな甘ちゃんではないのもわかっていて、
もしも、豆がちょっとでも、そういうことの役に立てるなら、
ただの豆好きをこのまま一生貫いていきたいと思うのです。

「ハッピーは、おいしいの隣にある」
「豆はしあわせのタネである」

と、そんなことを思いながら、仕事の合間に豆のことをしています。
いえ、おそらくもう、本業より豆時間のほうが長いかもしれません。

 

今年1年は、豆のことに没頭していいと決めて動いています。ヘトヘトになりながらも、好きなことを楽しみながらやっています。

「2016 国際マメ年」の師走に、豆に関わる人たちと豆について語りたくて、今日も私はご縁をたよりに動いています。さぁ、どんな出逢いが訪れるのか‥‥

 

運は、自ら足を運んだ者のもとに訪れる

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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