「国際マメ年」クロージングレセプション(1)
12月8日の夜に
渋谷の国連大学で開催された「国際マメ年」のクロージングレセプションに参加させていただきました。
FAO駐日連絡事務所と雑穀輸入協議会が主催、日本豆類協会、全国豆類振興会が後援のオフィシャルなレセプション。豆関係の仕事に携わる方々と、各国の大使館からも多数参加され、とてもインターナショナルな雰囲気の会場でした。
場違いなのも、日本語しか話せないのもわかってて受付ナンバー「1」、私は開場時間の1時間も前に図々しくも会場に入れていただきました。おかげで、主催側スタッフの皆さま方が、どれだけチームワークを大切に準備をされてきたのかを、直前までしっかり見させていただきました。
マメ年を締めくくるにあたり、百数十名の豆好きな参加者が同じ会場に集い、豆のことを真剣に考え、たくさんの豆料理を共に口にできたことを、とてもうれしく感じました。
マメ年のクロージング・スピーチより
FAOや雑穀輸入協議会の皆さま方などが、世間の豆への関心の高まりをどう継続させ、健康維持につなげていくのか、世界の飢餓や食糧廃棄を減らすことにつなげていくのか、お話をしてくださいました。
以下、私の印象に残った言葉です。受け取り違いがあったらスミマセン。
〔FAO ボリコ所長〕
・豆は世界に広がる栄養不足を解消する救世主。小さな豆が果たす役割は大きい。
・国際マメ年は今年あと3週間で終わるが、これからも豆をたくさん食べて健康維持に役立てていきましょう。
〔全国和菓子協会 藪光生 専務理事〕
・炭水化物を食べない糖質ダイエットはナンセンス。炭水化物は大切なエネルギー源です。炭水化物を摂らないと、タンパク質をエネルギー源として使ってしまう。キケンなことです。
・炭水化物はエネルギー源、タンパク質は身体をつくる元になり、食物繊維は体内の掃除をする役割を持っている。その3つともが、豆にはバランスよく含まれている。
豆の仕事に携わる人たちは、このことを多くの人に伝え、豆の消費を伸ばすことにつなげてほしい。
次回、また国際マメ年が訪れることがあるとするなら、世界の豆摂取量の中で0.2%しか消費していない日本が、せめて1%くらいに消費量を伸ばしていたい。世界に肩を並べる豆消費国を目指して‥‥
〔雑穀輸入協議会 山名律子 理事長〕
・本日はクロージング レセプションですが、豆への関心を高めていくことは、これからが始まりです。
〔石川農場 石川修さん=豆兄貴〕写真中央
・北海道訓子府町から来ました。今朝の訓子府は、マイナス20℃だったそうです。
・小さい頃は豆が好きではなかった。自分で料理をするようになって「豆、うまいじゃん!」と好きになりました。
・マメ年はあと1ヵ月足らずで終わるけど、今年がマメ年の始まりの年になるよう、不作や天候被害に屈することなく、畑作農家としてしっかり豆を作っていきます。
・コックの経験を生かし、甘くない食事としての豆料理、スプーンですくって食べる豆料理を若い人たちに伝えていきたい。
・皆さんといっしょに豆の活動を続け、これからも豆のことを盛り上げていきたいです。
石川さん、参加した子どもたちの手をとり「マメ、サイコー!」
つづく
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