お正月の黒豆と「あわ羊羹」
黒豆の煮豆には、黄色が似合う?
京都・錦市場の「つくだ煮のデパート 井上」さんで、師走に見かけた黒豆は‥‥
サツマイモの甘煮と合わせたり、栗を入れたりしてありました。
おせち料理によく見る組合わせですね。
黄金につながる黄色は、マメに働くことを願って食べる黒豆と合わせることで、マメに働いてお金に困らないように‥‥ という意味が込められているのでしょう。
あわ羊羹と黒豆
黄色い食べもの‥‥ 師走に大極殿栖園で奥さんに教わった組合わせです。
あわ羊羹の「あわ」は雑穀の「粟」です。クチナシの実で色づけされ、見事なきいろ。モチっとした食感です。ふつうに口にする羊羹より甘さは抑え気味に感じました。
黒豆に合わせると、黄色がいっそう引き立ちます。いえ、黄色を合わせると黒豆の黒が、より黒々と輝いて見えます。
あぁ、これが京都の実力かぁ‥‥ と、8年目にしてあらためて京都を実感しました。
*1/14 追記
粟羊羹は、かるかん道明寺と共に古来よりの伝統の御菓子で、「その製法は餅を粉にひき餅粟にして白蒸しに致します。」それを中煎にして讃岐和三盆と共に練り上げ「くちなし」の実で京風味豊かな色に仕上げました。
大極殿本舗 あわ羊羹の巻き紙より
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