タコライスとチリペッパー
おそらく3回目か4回目の試作です
写真はレッドキドニー・ビーンズ。左が乾燥状態の豆、右が水にもどして茹でたもの。日本で売られているレッドキドニーのほとんどは輸入物です。土ぼこりのような汚れがついていますから、丁寧に水洗いして使ってください。
タコライスのトッピングに、もめんとうふを使って挽き肉の量を減らし、レッドキドニーを加えて作るチリソース。チリコンカンをトッピングするイメージです。
玄米ごはんに、レタスやチーズと共に盛り付けてタコライスにします。
毎年この時期、このレシピの検証係をしているため、おおかたのレシピは頭に入っています。が、いつも迷うのがチリペッパーの分量。提供されるレシピのとおりに作ると、辛すぎて食べられたものではありません。
激辛を通り越して、涙と鼻水があふれ、常人では食べられない辛さ。指定量は、S&Bの小瓶のペッパー1本では足りない分量なのです。
今回も、用心しながら作りました。
材料は、茹でておいたレッドキドニー、木綿豆腐、ひき肉、みじん玉ネギ、カットタイプのトマト缶詰、ニンニク、オリーブオイル、コリアンダー、クミンパウダー、チリパウダー、中濃ソース、ケチャップ、醤油、ローリエ、豆板醤、塩、黒コショウ、玄米ごはん
トッピングにチーズ、トマト、レタス、とあります。
いつも思うこと。
使う材料が多すぎるのでは?
おいしいのはわかるけど、一般家庭で作る料理に、こんなにたくさんの材料を使いたくないんじゃないかな‥‥と。
特に調味料、香辛料の数‥‥ チリコンカン用のスパイス・セットがあったらいいのに。
おいしくできました
木綿豆腐は「とようけ屋 山本」さんのおとうふを使いました。ラベルに「固い目の豆腐」と書かれています。温めて、水切りして、玉ネギ、ひき肉のあとに加え、ほぐすように炒めます。
材料に記載のチリパウダー13gは、そんなに入れたらとても食べ物にはならないと思って、去年8gまで減らしてもらいました。
しかし、またもや「13g」のレシピがやって来た‥‥泣
検証係の仕事ではありますが、指定を無視して5gにしました。それでも、けっこう辛い。鼻水が出ます。
が、これくらいまではアリでしょう、の辛さ。おいしくできたと思います。
そして、レシピを書き始めて思いました。
何かが違う‥‥
チリパウダーとチリペッパーは別物です!!!
クライアントの指定は「チリパウダー」、私が使っているのはS&Bの「チリーペッパー」、クライアントはGABANの業務用を使われています。
メーカーによって、呼び名や辛さの度合いが違うのだと思っていました。
そして、初めてネットで調べてみると!
S&Bのチリーペッパーは、(パウダー)赤唐辛子を粉末にしたもの、と記載あり。
GABANのチリパウダーは、カエンペッパー、オレガノ、クミン、ガーリック、塩等を混合したスパイス。
え!? ウソでしょう! 別物やん!
ちなみに、GABANはあらびきチリペパー 別名 唐辛子、レッドペパー、チリ なる商品もありました。
あぁ、私がこの3年ばかり涙に涙を重ね、絶対食べられないような赤いおかずを作っていたのは、このせいだったのですね‥‥ 1鍋丸ごと食べられない豆とひき肉のトマト煮みたいな‥‥ 泣きながら食べて、鼻水をすすり‥‥
私以外に、気付いていない方もおられるかもしれないと思い、恥ずかしながら書きました。
チリパウダーとチリペッパーは、別物です。ご用心ください。汗
この記事へのコメントはありません。