豆は「しあわせ」のタネである

小豆の甘くない使い方を考える

「あずき」のご縁

東京からお客さま在り。あずきのことを調べておられるとのこと。何度かのメールのやり取りで、「この方に協力したい」と思いました。

知る限りのあずき情報と、あずきについて日頃から考えていることなどをお話しし、あずきを使った料理も味見していただきました。

あずきが好物というMさまとお話しすることで、自分のあずきへの雑多な知識が整理されていくように感じました。あずきの赤は邪気を祓い、まめは「魔」を「滅する」に通じる。そんな話も深めることができました。

 

あずきを使った料理

IMG_20160827_140527即興で今日つくったのは「あずきのチリビーンズ」。

そのまま、ごはんにド〜ンとのせるのはウルサイ気がして、たくさんの焼き野菜、生野菜に添えました。

白なすのソテーと、あずきの赤をコーディネートし、紅白めでたい食べ物にするつもりだったけど、ズッキーニやパプリカの色が加わってにぎやかになりました。

試作もせずに臨み、カレーにしようかと思ったあずきのトマト煮は、チリペッパー調味に落ち着きました。

 

「こういう食べ物もアリなのだろうけど、日本人のあずきの意識に背いてしまう。この料理法では〈あずき〉ではなく〈豆〉の意識で食べるでしょうね」。Mさまとの会話で導き出された答えでした。

 

IMG_20160827_140323  玄米ごはんに大納言

お客さまへのおもてなしのつもりで奈良産の大納言を使いましたが、もっと粒の小さなあずきのほうが合うように思いました。

IMG_20160825_213622 粒あん 白玉を用意するのが間に合わず‥‥

「あずきに限っては甘くして食べるのが似合う豆だと思います。ほかの豆は、甘くせず料理の食材として使いたいと思うけど、あずきは甘いほうがおいしい気がします」二人の見解です。

 

IMG_20160827_140207 IMG_20160827_140144

豆ラボの定番から2つ。「ヒヨコ豆の明太ペンネ」と「ナスのマリネ」。

 

豆と豆料理の探検家は‥‥

「豆が好きなんです」という方と話をするのが、うれしいです。

Mさまは「小豆とあんこが好き」な方でした。Mさまのご訪問を有り難く感じました。

 

自分があちこちに伺うときも、やっぱり豆のことについて根掘り葉掘り訊いています。お相手してくださる皆さま、ありがとうございます。

 

豆の生産者さんや、販売に携わっておられる方々、豆料理をつくる方などとお会いするとき、相手の方々に爽やかな印象で受けとめていただける自分でありたいと思います。

豆のよいところも、個性や弱点も、ま〜るくひっくるめて、やっぱりどの豆も可愛く見えます。豆好きな方とお話できるのが、私の何よりの楽しみです。(^^)

 

心配されている台風10号が、安静化しますように。豆や米や野菜などの作物に、これ以上被害をもたらしませんように。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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