豆は「しあわせ」のタネである

豆コレクション【大豆】

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大豆バラ大豆 ダイズ

マメ科 ダイズ属 ダイズ種

サイズ:約5〜10mm

 

 

 

枝豆が完熟すると大豆になる

日本人にとって最も馴染みの深い豆のひとつであり、品種、色、サイズ共に様々です。露地栽培され莢の中で完熟する「大豆」を、未成熟な状態で収穫すると「枝豆」。枝豆は夏〜秋への風物詩として人気が高く、海外で「EDAMAME」として広まっています。

大豆は水煮にして料理に用いたり、乾煎りして炊き込みごはんにしたり、豆腐や味噌、納豆などの加工品にしたりと、古くから日本人の食生活に根付いてきました。しかし、海外では油を搾るための「油料作物」や飼料としての認識が強いようです。

 

タンパク質が豊富で、成人病対策にも期待

大豆はタンパク質が豊富なことから「畑のお肉」とも呼ばれます。大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをすることから、骨粗鬆症や更年期障害をはじめ、癌の予防にも好成績が見られます。また、大豆サポニンは血糖値を抑える効果が期待され、糖尿病緩和に起用を薦める向きも。その他、健康面への良い影響が多いことから、大手企業が大豆加工食品の開発と販売に力を入れています。

 

国内の生産量減少と逆行する海外での人気

かつては「畦豆(あぜまめ)」として田んぼや畑の傍らに栽培されていた大豆は、残念ながら消えつつあります。近年はアメリカ、カナダ、中国など海外からの輸入が大半を占め、国産大豆の生産量は年々減少傾向にあります。

それと逆行するように、古来から日本の食卓に当たり前にあった大豆を食べる食文化は、欧米では日本食として好まれ、少しずつ消費を伸ばしています。ベジタリアンや健康を重視する海外の人たちを中心にTOFU、SOY SAUCE、MISO SOUP などの表記で親しまれる大豆加工品。大豆の調理法や加工技術は、世界の人々に健康をもたらすことでしょう。

国内の大規模栽培農家、在来種を大切に守り栽培する小規模農家の継続栽培と生産量の拡大が、いっそう望まれます。

 

大豆の用途

水煮、煮豆、煎り豆、煮込み、炊き込みごはんなどの料理、

打ち豆、きな粉、ダイズ粉などの食材、

豆腐、豆乳、納豆、味噌、醤油、豆菓子などの加工品

 

☆北海道くんねっぷ  の大豆生産者さんから届いたナマの声

blogの大豆記事見ました✨ そうなんです。世界じゃ大豆は油脂用途が大半。でも、日本って大豆と食卓は切っても切れないですよね。国際豆年、日本は大いに大豆もアピールすべきと思います。

今年は国産大豆、かなり増えます。小豆の価格下落による大豆へのシフトが大きな要因と見られますが、まぁ良いことかも。 近年、ここオホーツク地方の天候にも合う品種が開発され、僕も来年から挑戦します。畑にもトテモ良いのです。 豆は畑の観点からもはずせない作物ですね✨

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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