豆をゆでてみませんか
手軽ではない豆も、いいもんです
最近知り合った染色Nさんから、蒸しサラダ豆を使ったサラダの「作りました」報告と、お写真が届きました。さすがは染色家さんです。男子とは思えない、初めて作ったとは思えない、すこぶる美しい盛付け写真に感心しました。
蒸し大豆、蒸し黒豆、蒸しサラダ豆、ゆで豆ミックス、そのまま使えるひよこ豆、そのまま使える虎豆、そのまま使える白いんげん豆‥‥ 世の中には直ぐに使える便利な豆が色々販売されています。
時間がないときや、手間を省きたいとき、うまく茹でる(蒸す)自信がないときなど、ホントに頼れる助っ人になってくれます。
でもね、その入門編に慣れてきたら、乾燥した豆を水に浸してもどして茹でることもしてみてください。手間はかかるけど、茹でたて(蒸したて)のホクホクした豆のあのおいしさは、やっぱり特別です。食べてみるとわかりますよ〜。
染色Nさん、キミもそのうち知ることになるでしょう‥‥ (^^)
ビギナーさんにおすすめ 〜水煮にむいている豆
初めて豆を水にもどして茹でる方におすすめする豆は?
◎ひよこ豆(男性にも人気です)
◎青大豆(秘伝豆や青畑豆など)左の写真は青畑豆
◎大豆(ふつうに売っている肌色の大豆)
理由は、どれも煮くずれしにくいから。
一晩水に浸して、鍋で30〜40分茹でるとOKです。新豆(収穫から1年以内)のときほど、時間短めで茹で上がります。
「もう、大丈夫なかたさになったかな?」と1粒つまんで、フーフーしながら食べてみてください。おいしいですよ〜
少し自信がついたら使ってほしい豆
写真は手亡豆
いんげん豆の仲間をどうぞ。
◎手亡豆(白餡の材料に使われる豆です。サラダやスープにも合います)
◎金時豆(法事でよく出てくる甘い豆。甘くせず、茄子みそやチリコンカンにどうぞ)
◎とら豆(ほっこりと茹でて、スープや煮込みなどに)
水浸けなしで使える豆も
◎あずき(お赤飯やスープ、サラダなどに)
◎レンズ豆(簡単に使えますが、火を止めるタイミングや予熱の具合を意識しないと煮くずれます)
◎緑豆(モヤシにする豆ですが、暑い国の料理にも活用されています)
いろいろな豆にトライした後で
大粒の豆、クセのある豆は使うのにちょっとコツがいります。
写真は水もどし中の紅しぼり
◎赤えんどう(みつ豆や豆大福に使われる豆。水浸け時間を長くとって長茹ですれば、煮くずれしにくい豆ですから、おおかた大丈夫)
◎白花豆(丸1日くらい時間をかけて水もどしし、中弱火で1時間くらい煮る)
◎紫花豆(粒の大きさが大小混じっていることが多いから、先に自分で選別して使うと茹でムラを解消しやすいです)
◎紅しぼり(水浸けしてももどりにくい豆=歩留まりが多い気がします。水もどし後に、もどっていない豆を選り分けて使うと茹でムラになりにくいです)
◎大粒の黒大豆(お正月の黒豆などにする高価な豆は、扱いを丁寧にしないと失敗しやすいです。フツウのサイズやLくらいで練習して、2Lや3L、飛切、飛切極上を使うことをおすすめします)
◎
ここいらに書いていることは、あくまで私の主観です。しかし、机上の空論で豆を煮たこともないまま、人様の原稿の焼き直しやコピペで書くことはしていません。おそらく日本でフツウに売っている豆と、ネットで取り寄せるような豆の9割は使ったのではないかなと思います。
たくさん失敗して、とりあえずひと通りの豆は何とか扱えるようになりました。
「豆の種類」のカテゴリーに、いろいろな豆についての詳しい紹介を載せています。
コメント
-
2017年 9月 07日トラックバック:豆は主役にならないほうが良い食材だと思います | 豆なブログ
-
2017年 9月 07日トラックバック:ゆでた豆を使ってみましょう | 豆なブログ
この記事へのコメントはありません。