豆・豆料理探検家のしごと
自分で作った職業名
「豆・豆料理探検家」「豆料理アドバイザー」という職業名は、私が考えました。おそらく日本で私一人、フルオリジナルな職業です。
では、どんなことをしているのか?
「豆・豆料理探検家」は、生産者さんや加工場の方、問屋さん、販売店さん、料理人さんなど、豆に関わる人たちを訪ね歩き、実際にお会いして話を聞き、豆菓子や豆料理などを味わって、人様に紹介する仕事をしています。
仕事といっても、このブログに書くだけで、ギャラが発生しないこともあります。その時すぐに仕事にならなくても、数年後に書く原稿のための貴重な資料として、実体験の情報や感じたことは残っていきます。
冒険と探検
「探検家」について、ハナで笑う方もおられます。でも、私は真剣です。現地に足を運び、相手の方に対して誠実に向き合い、払うべきものをお支払いして分けていただき、味わうことを続けています。
例えば、海外やサバンナみたいなところ、僻地に赴き、体験することを「探検」と考える方もおられるようです。私にとって、その類いは「冒険」です。危険を顧みず、命がけで挑むイメージでしょうか。
ある記事に「冒険」とは夢に向かって進むこと、と記述がありました。さすれば、私の中で
「探検」とは、ワクワクの答えに会いに行くこと。
近所にできたカフェに足を運んだり、遊びにおいでと声をかけてくださった港町に出向いたり、夜明け前の畑で作物が起きる匂いをかいだり、デパ地下をうろキョロ覗いたり‥‥ そんな小さな出来事も、その人にとっての「探検」と言っていいのではないかと思います。新しい発見は、頭と心を柔軟にします。
豆・豆料理探検家の仕事は、「豆っぽいワクワクを探し歩き、豆好きな人たちを増やしていくこと」です。
豆にとって好いことを最優先に考え、豆に関わる人たちを繋いで、豆好きな人を増やしていきたいと思います。
豆・豆料理探検家、私がつけた職業名は前例のない仕事です。見本やお手本のない職業を手探りできわめ、世の中のお役に立っていこうと思います。
来月、2月3日は「節分」、煎り大豆が活躍する日です。
その後に訪れる2月10日「世界マメの日」のために、ここ最近は動いています。
人々の健康と貧困問題、農業、地球環境の改善、持続可能な世界を築くようなことのために豆が役に立つ。
そのことを皆さまにお伝えする記念日、とでも言うのでしょうか。ひとりの力は小さいけど、人と社会と地球のことを考え、豆を大切に思う人たちの心をつなぎ、波風を起こすきっかけになれたらと思います。
最初は「さざ波」から。
豆は、しあわせのタネである。ハッピーは、おいしいの隣にある。
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