豆は「しあわせ」のタネである

豆類時報102号/全国の雑煮、あん餅雑煮の原稿が掲載されました

豆類時報は日本豆類協会が発行する冊子です

1995年に創刊した豆類時報は日本豆類協会より、3ヵ月に1回発行されています。私は、2018年3月発行の90号から原稿を書かせていただいています。

102号には全国の豆雑煮と、高松のあん餅雑煮について書きました。1月上旬、高松在住の料理家  十川時子先生を取材させていただき、高松市内のお雑煮も2軒味わいました。

102号の原稿は、コチラからダウンロードして読んでいただけます。

 

十川先生を取材して

高松で郷土料理研究家としてご活躍されている十川時子(そがわときこ)先生は、香川の食文化について第一人者です。お雑煮の食材一つひとつに込められた祈りやエピソード、旬や地域性など豊富な知識を交えながらお聞かせくださいました。

最初の取材日は強風で岡山から高松へ海が渡れず断念し、2回目の取材日は緊急事態宣言が始まりそうで前倒しに変更していただき、ギリギリのタイミングで取材することが叶いました。十川先生のご予定を引っ掻き回して、それでも臨機応変にご対応いただいたこと、本当に有り難かったです。

香川の「溜め池文化」や「お接待文化」のお話は興味深く、先生が持たせてくださった たくさんのお土産が象徴するかのようでした。十川先生、ありがとうございます。高松に、また行きたいものです。

 

お雑煮は郷土色豊か

私の予想では、豆の産地には豆を使った雑煮が存在するはずだと考えました。北海道、東北に住む友人、知人、生産者さんたちにご連絡を取り、お住まいの地域のお雑煮についてお訊ねしました。

しかし、意外にも豆の産地では、豆を使う雑煮は存在しないことがわかりました。海の幸や野菜は椀に入るのに、豆が入ることはない。。。 正月料理の豆は、何と言っても黒豆が主役です。黒豆を煮る時点で、豆への意識は満了するのかもしれません。

あずきの餡やモヤシ、豆腐を使う雑煮が、日本各地にいくつか存在しました。餡=あん餅、あずき=ぜんざいを「雑煮」とする地域も鳥取・島根エリアにありました。砂糖を入れない塩ぜんざいを出雲の旅館では雑煮とされていました。

お正月頃にもし、地植えのやさい豆が存在すれば、雑煮に加わったのかもしれません。

私の実家の味、あずき入り雑煮には甘くしない小豆と丸餅、スルメ・昆布・根菜類などがふんだんに入ります。仕上げに加えるお醤油が、いろんな素材の味を調えます。幼少期より慣れ親しんだ味は、瞬時に幼少期のふるさとを思い起こさせてくれますね。

豆の雑煮、まだ知らないだけで、もしかするとどこかのお宅で作られているかもしれません。この先、豆雑煮との新たな出合いがありますことを願います。

 

◎豆類時報の90〜101号の生地はコチラからダウンロードして読んでいただけます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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