豆は「しあわせ」のタネである

【金沢】豆月さんの「とうふシフォン黒豆入り」

師走を快走中

な〜んて書くと、日々元気に動き回ってる人みたいですね。ふふふ‥‥

週末に金沢に行きました。書く余裕もなく、あっと言う間に水曜日。忘れてはならないことは、ちゃんと書き残しておかねばです。

福岡時代からお世話になっている女性、20年前に「私もこんな大人になりたい」と憧れた女性と、出逢って20年の記念旅でした。福岡から小松空港〜金沢へとお越しくださり、私も京都から小松空港へお迎えに行き、一緒に金沢入りしました。

初日は、鈴木大拙記念館、鮨治へ。

2日目は、甘納豆かわむら、室生犀星記念館、豆月さんへご一緒しました。

 

東山 豆月さんでのこと

こちらに伺うのは2回目です。

前回は、世田谷、七尾の知人たちと4人で伺い、今回は福岡の女性と2人で。金沢の町家造りの良いお店なのです。豆を使った甘味がいただけます。

「豆月」という店名は、菜種月や葉月、神無月など「なんとかの月とあるように、豆の月があっても良いのではないかと思った」と店主の北出さんが、初めて訪れた際に話してくださいました。

「黒豆かん」や「四色まめしるこ」「とうふシフォン黒豆入り」などに加え、週替わりのスープも提供されています。その制作風景がFacebookに綴られるのですが、加賀野菜や豆を使って実においしそうな気配がただよってくるのです。

だから、この日も、昼ごはんはココと決めて、Oさんをご案内しました。

この日の週替わりのスープは、椀ものでした。

「クワ掘り加賀れんこんの蓮蒸し」は、蓮根饅頭の作り方で割ると中に鶏肉などの具が入っていました。

北出さんはきっと、日本料理の心得があられる方なのだと思います。私には絶対作れない。

蓮根饅頭の上に置かれた薄い人参と蓮根、その上に「緑鮮やかな、スジなしインゲンを添えて‥‥」と書かれていました。松葉に形づくった柚子と舞茸が添えられています。

しばらく眺めて、写真におさめて、ようやく箸を付けました。

く〜っ。装う器も、お見事。加賀棒茶で炊いたご飯と大根のお漬物、加賀棒茶が付いて800円です。良心的すぎるお値段。こんな手間がかりなご馳走をいただくと、心まで満たされます。

 

テイクアウトできるもの

本当はもっと滞在したかったのだけど、二人のお腹の具合もあって、「何か買って帰れるものを分けてください」と雑な注文をしました。そして、2種類のとうふシフォンを分けていただきました。

左は甘夏シフォン、右が、とうふシフォン黒豆入り、上の緑は「主計町 はやしや」さんのすはま。

シフォンケーキにおとうふ、ふわふわシフォンにとうふが加わることで、しっとり感がプラスされ、70代女性のうるおいあるお肌、みたいな食感です。これが、赤ちゃん肌や20代のやわ肌でないところが素晴らしい。

しかしながら、その潤い肌に埋もれる黒大豆は、高齢者向けのヤワ煮ではなく、豆月さん本来の歯ごたえのある固さの黒豆煮。このギャップが、面白いと思います。

金沢旅の折には、東山の豆月さんへ立ち寄られることをおすすめします。

豆月 金沢市東山2-3-21 金・土・日(不定休あり)・月・火が営業日

Fb https://www.facebook.com/mamezuki/

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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