「おぼろとうふ、始めました」
入山とうふ の軒下に
毎日新聞「とうふ屋のある町は、いい町だ」の連載2回目に書かせていただいた入山豆腐店。あの油抜きいらずの「お揚げ」が忘れられなくて、また買いに行きました。
すると、軒下に「おぼろとうふ、始めました」の貼り紙。これは、私への案内文かしら? 買わないわけには、いきませんね。
「京豆腐入山 京あげ」と「おぼろとうふ」、2つで430円をお支払いしました。
油小路沿い、ちょっと入ったところにありますが、メディアによく登場する「入山とうふ」さん。近くで聞けば、直ぐにわかると思います。
おぼろとうふ
入山とうふさんに伺った4回目か5回目頃に、「おぼろとうふと白とうふ、どう違うんですか?」と素朴な質問をしたことがあります。ご主人は、作り方手順の写真をパラパラ漫画のように見せながら、白とうふとの作り方の違いを説明してくださいました。
おぼろげな記憶によると‥‥ 4月18日の豆なブログに記録が残っていました。
〜 とうふに水分が残って、ゆるゆるにかたまっているのが「おぼろとうふ」、圧をかけて水分を抜いているのが「白とうふ」〜 と書いています。どちらも、おくどさんで炊いた大豆が使われています。
やっと手に入った「おぼろとうふ」、最初は何もかけずに、そして白ごまをかけて、次に蕎麦しおをかけて、最後にお醤油で味わいました。
おいしいです。大豆のトロを食べてるみたい。
ゆるゆるのお豆腐。お箸で食べるよりスプーンですくって食べるほうが、より味わい深く感じます。
おとうふ、と言うより、甘くない大豆デザート。いえ、大豆特有の自然なあまみは伝わってきます。その味を舌に届けるためには‥‥、やっぱり塩が良いみたいです。
「おぼろとうふ」、お店によっては「寄せ豆腐」という名前で売られているようです。
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