豆は「しあわせ」のタネである

日本記念日協会認定「お赤飯の日」

平成22年「お赤飯の日」制定

前に伺ったお赤飯の「鳴海餅本店」さんでいただいた、しおりの裏に記載されていました。

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11月23日は赤飯の歴史と伝統の継承を目的とした「お赤飯の日」だそうです。

平成22年に、日本記念日協会の認定を受けて制定されたと書かれています。主宰はアルファー食品さん。少し前に豆なブログにも書いたアルファ化米のお赤飯(終わりのほうに記載)を作られている会社ですね。〈鳴海餅本店さん、アルファー食品さん、それぞれお赤飯と関係の深い会社です。いつかお話させていただけたらなと思っています〉

皇極天皇の御代(西暦642〜645年)より新嘗祭には赤飯の起源とされる赤米などの五穀を、収穫への感謝を込めて神さまに奉納された、とのこと。

鳴海餅さんのしおりには「お赤飯でありがとうの気持ちを伝えよう、お赤飯は幸せご飯」と書かれています。赤飯文化啓発協会さんの文言には「この日は勤労感謝の日であり、日ごろの感謝の気持ちを込めてお赤飯を送って欲しい、食べて欲しいとの気持ちを込めてお赤飯の日と制定されました」と書かれています。それぞれの見解を把握した上で‥‥

 

「赤飯の日」に込める願い

2009年頃から、私と北海道の辻本宜子さん2人で始めた「赤飯運動」では、

毎月1日と15日は「赤飯の日」、あなたも誰かとどこかでお赤飯を口にしませんか

という呼びかけを続けてきました。神棚のお榊を変える1日と15日に、お赤飯を作ろうという考えもあり、京都の食文化の習慣「時しらず」のように日付を定めることで、繰り返し登場するメニューとなり、健康づくりの一端にもつながる、というようなことも考えました。

だから、私たちは「赤飯の日」を年に1回の記念日ではなく、月に2回のお定まりにしようと話し合いました。そして今の私は、1日、15日に限らず、誰かのうれしいこと、おめでたいこと、応援したいことの度に、赤飯を作りたいなと思っています。

まるでカレーを作るように、食べたくなったら自分の家で作る、赤飯がそれくらい身近で気軽な食べものになっていったらいいなと願っています。「そのためには、自分で作ることができる人口を増やそう」と始めたのが、豆ラボの赤飯教室です。

食卓にお赤飯が並ぶと「何かいいことがあった」感じがしますし、家族がともに食事をすることそのものが、有り難いことだなと思うのです。

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いまも、世界のどこかで争いが続いています。宗教のこと、経済のこと、土地の所有権、様々な原因が複雑にからみあいながら、世の中が動いています。

身近な方がご病気で倒れられたこともあり、今日の私は邪気を祓う、厄除けの意味をこめて「てんこ小豆」を使ったお赤飯を作っています(この原稿を書きながら小豆を煮ていたら、少々煮過ぎてしまいました‥‥)。

 

tenkoazuki-sekihan夜、帰宅したら家族にも「仕事おつかれさま。今日は勤労感謝の日だから赤飯を食べよう」とか言いながら、赤飯を食べてもらおうと思っています。

そうですね、私の中の認識としては

11月23日は「勤労感謝の日 & 赤飯記念日」かもしれません。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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