豆は「しあわせ」のタネである

ツタンカーメンのえんどう豆

通勤途中のお楽しみ

朝、自宅から駅に向かう途中、いつも楽しみに見ているエンドウ豆が、もうずいぶん熟れてきました。よそのお宅のフェンスにはわせたエンドウ豆は、とても魅力的です。

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少し前、このフェンスには赤紫色の花が咲いていました。

そして、紫色の莢をつけました。緑色の葉っぱに、うようよぶら下がった芋虫のようにも見えます。1莢に5〜6粒くらい豆が入ってそうなふくらみです。

いいなぁ、こんな豆のフェンスがある家。

むかしマンションの鳩よけフェンスで、朝顔を育てたことがあります。鳩よけにツタンカーメン、ありかもしれません(^^)

 

 

ツタンカーメンのえんどう豆

別名を「紫えんどう」「古代エンドウ豆」というそうです。

ツタンカーメンのエンドウ豆」と呼ばれる由縁は、古代エジプトのツタンカーメンのお墓から見つかった種(豆)が親だから。見つかったのは1992年。ツタンカーメンの時代は紀元前、亡くなられたのは紀元前1324年頃とネットでは出てきます。

3,300年以上の眠りからさめた豆が芽を出した!

なんと素晴らしいことでしょう。王の墓の副葬品として、王と共に眠りについた豆が、ちゃんと発芽して実をつけた。本来なら、年数と共に発芽率は下がるはずなのに、3,300年以上たって発芽し、実をつけるということは、この豆は「超在来種」ですね!

ツタンカーメン王のお墓を作った人たちはなぜ、豆を墓に入れたのでしょう? 黄金のマスクや装飾品は王様だからアリとして、豆は‥‥?

私は思うのです。むかしむかし、人々は豆によみがえりの願いをこめたのではないか? と。

豆はタネである。豆は時空を超える。乾燥豆は仮眠状態の豆である。

 

ツタンカーメンのエンドウ豆、まだ一度も食べたことがありません。

もう少ししたら、静岡の友人から届くと思うのです。楽しみ〜♪

 

《4/28 追記》 友人Yさんから届いた「ツタンカーメンのエンドウ豆」と「そら豆」。潮風のあたる畑で、ご主人と育てたそうです。ありがたく、ごちそうになります! (^^)

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コメント

    • ばみこ
    • 2016年 4月 28日

    3300年の眠りからさめた豆!
    豆の力ってすごいですね!

      • Nodoka
      • 2016年 4月 28日

      ばみこさま こんばんは。コメントありがとうございます。

      ホント、3300年も眠ってたら、人間だったら相当のおばあちゃんになってしまいますね。
      化石になっていないとことがすごいです。さすが王の墓です。
      ツタンカーメンのエンドウ豆、ごちそうになります!

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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