豆は「しあわせ」のタネである

青洋さん 10月のお菓子より2種の羊羹

10月27日の豆なブログ〜続編です

京都市北区紫竹にある和菓子店 青洋さん、月に3日だけ和菓子の販売をされる人気店。私が訪れたのはまだ3回だけですが、すっかりこのお店の和菓子のファンになりました。

京都のちょっと行きにくいエリアにあり、地下鉄とバスを乗り継いで行きます。バスの本数もそんなに多くないので、通りがかりにふらっと立ち寄るような店ではありません。わざわざ、ホントわざわざ、その店の和菓子を買うために行くようなお店です。

しかし、月に3日だけの販売日を目指し、市内、市外、府外からも毎月通うお客さまがおられるようです。和菓子好きな常連さんと、立ち話をするのも楽しみなのです。

目印は通りに面して見える赤いテントと赤いスクーター。一見すると、ご近所に愛される町の和菓子屋さんの雰囲気です。

 

 

西洋さんの羊羹2種

お店で見かけたとき、そのキュートなたたずまいに胸がキュンとしました。

羊羹って、ふつうはデ〜ンと長くて、包丁で切り分けていただくのが定番です。時に小さいサイズもあるけど、羊羹そのものはのっぺりと無表情。

青洋さんの羊羹は、サイズ感がちっちゃくて、可愛い模様が透かしでのっています。細工物の棹モノにはこういうのもアリなのかもしれませんが、2センチ×3センチくらいの大きさで、こんなオシャレ羊羹に仕立てられているところに惹かれました。

フランボワーズの羊羹と、チョコレートの羊羹。こんなパッケージで、ひとつずつ包んであります。

 

フランボワーズの羊羹(左)は、フランボワの甘酸っぱさと粒ツブが入ったすっきりした甘さの羊羹でした。小豆ではなく、白小豆を使われています。

チョコレートの羊羹(右)は、思わず「ココアと小豆が合いますね〜」と口に出る味わい。小さな四角いキューブの中に、いくつもの食材が使われていて、繊細な和菓子の奥ゆかしさが伝わる羊羹です。

どちらも、ひとつ300円でした。

高いと感じるか、こんなに手間をかけて作っているのにこの価格? と感じるかは、人それぞれでしょう。

 

羊羹なのに10℃以下で冷蔵し、羊羹なのに日持ちが4日というところに面白さを感じました。

かつて自分で羊羹を作ったとき、半端なくたっぷりと砂糖を加えて記憶があります。青洋さんの羊羹には、てんさい糖が使われています。すっきりとした甘さと、コクのある小豆ココアの甘さがユニークでした。(^^)

 

 

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コメント

    • 宮崎陽子
    • 2017年 11月 02日

    先月、靴磨きの講習会?でお隣にいあわせた宮崎です。覚えていただいてますでしょうか?
    一度メールさせていただいたのですが、届きましたでしょうか?
    久しぶりにブログ読ませていただき、やっぱ面白い!と思って、もう一度、メールさせてもらいました。
    うちの畑の世界一ささげも、乾燥した子がでてきました。紫豆は、さやごと食べても、ほっこりして美味しいし。
    ぜひ畑にと、思いながらいたのですが、
    だんだん冬モードに突入です。
    それても、また、いつか、ぜったいお会いしたい、キュートなのどかさんを、思いながらまた、連絡してみました。

      • Nodoka
      • 2017年 11月 02日

      宮崎さま こんにちは。靴磨きでご一緒した のどか です。

      いただいたメールにどのメルアドから返信しても、スマホから返信しても届かず、トホホになっていました。
      再度のご連絡、とてもうれしいです。ありがとうございます。
      もしかして、パソコンからのメールを受け取らない設定になっていたりしませんでしょうか。
      直接お電話いただけたら、そのほうがスムーズかもしれません。
      留守がちな事務所です。不在の際は、電話番号を口頭で残していただけたら、折り返しご連絡します。

      私もまたお会いしたかったのです。  のどか

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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