豆は「しあわせ」のタネである

KISHIN KITCHEN にて、豆を味わう

ジュリーつながりのお友だちと

「6月8日にロームシアター京都でジュリーのコンサートに行くから、どこか次の日の朝ごはんにお付き合いください」と、お誘いをいただいたのは、4月だったか、5月だったか‥‥ 東京からのお客さまをご案内するために、選んだのは祇園にある「KISHIN KITCHEN」というお店です。

店の語源となった「喜心」は、道元禅師が残された典座教訓にある禅の言葉で「三心」の中の一つです。

禅寺で食事係を務めるお坊さんを「典座(てんぞ)」と言います。典座教訓には、典座を務めるお坊さんたちの心構えが記されています。「三心」とは「喜心」「老心」「大心」を意味します。

【喜心】料理を作らせていただく喜び、いまここにある食材への感謝

【老身】母が子を思うように慈しみの心で調理すること、相手をもてなす心

【大心】相手の立場を思いやり、広く寛大な心で接すること

曹洞宗『凛』vol.22より転載

「喜心」を意味するお店がどんなお店なのか、ずっと気になっていました。ですので、チャンス到来! とばかりに、こちらのお店を選ばせていただきました。

 

朝から祇園へ

「待ち合わせは南座の前ね!」、そのあたりから徒歩3分のところの花とうろホテル1Fに、お店は在ります。カウンター10席ばかりと1テーブル席は完全予約制です。後で思うに、それは土鍋ごはんの都合でしょう。この店の主役は、土鍋ごはんです。

土鍋で白米を炊いている途中の「煮えばな」を先ず、ついでくださいます。

そして、炊き上がり、少したって水分が飛んだ状態、お焦げと段階を追って、何度もお替わりがいただけます。

料理の詳細は、コチラにあります。

豆関係では、向付に汲み上げゆばが供されました。ゆばに塩+オリーブオイル、わさびとカイワレ大根が添えられています。人参の薄い輪切りは、昇る朝日をイメージしたものだそう。「喜心」なる、おはからいです。

うるめいわしが2尾、お漬物、そして、選べる汁物。

本当は「海鮮和風トマト汁」を思っていたのだけど、本日の「季節野菜の汁物」が「うぐいす豆のすり流し」と聞いて、豆をチョイス! 私以外の客人たちは皆、「京白味噌の豚汁」を選ばれていました。

私の前に運ばれてきたのは、こちら。

うぐいす豆は、青えんどう(グリーンピース)を甘く煮たもの。どんな味がするのか興味津々です。

トッピングに炒めた豆苗、絹さや(スナップえんどう?)がのっていました。具はじゃがいもを揚げたもの。ぽってりした出汁の味と豆の味が混じって、濃厚でふくよかなお味でした。

それにしても、土鍋ごはん。ほんの二口、三口ほどよそってくださるのですが‥‥、最後のお焦げまで気がつけば5杯もいただいていました。

お客の大半が、観光客と外国人とのこと。煮えばなの土鍋ごはんや、土鍋にお焦げができた様子をカウンター越しに見せて回ってくださるところなど、「草喰 なかひがし」の流れをくむお店ならではだなと思いました。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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