豆は「しあわせ」のタネである

緑豆を使って《甘い編》

緑豆(りょくとう)は夏におすすめ

夏が近づくと「そろそろ緑豆の季節ね」と思います。緑豆には、身体にこもる熱を下げる働きがあるそうです。アジアの暑い地域では、緑豆を甘く煮てタピオカと共にココナッツミルクに混ぜるスイーツがあるとか。

緑豆を初めて知った頃に、口内炎の緩和にも作用すると教わりました。

緑豆は、下の写真のような豆です。左が乾燥状態で、右が茹でたもの。

小粒あずきをみどり色にしたようなこの豆は、中国やミャンマーからの輸入物が大半で、国産は極めて少量しか流通していません。かつて、奈良県大和郡山市の穀物販売店で国産の緑豆を買ったことがあります。

緑豆はモヤシの原料になったり、春雨に使われたりします。

 

緑豆を茹でるときの注意

①輸入物の緑豆は、念入りに水洗いしてください。アクが強く、豆の色が茹で汁に出ます。時間があれば、水洗いのあと3〜4時間くらい水に浸しておきましょう。

②そのあと、新しい水と替えてから茹で始めます。沸騰して10分くらい茹でます。

③あずきを茹でるときの「渋切り」のように茹で汁をこぼします。ザルにあげた茹でかけの緑豆を一度水洗いしてください(最初に師匠に教わったときから、私はそうしています。たぶん、それくらい薄めないとエグミが強いのだと思います)。

④再度、❸を新しい水に入れて中弱火で20分ほど茹でます。2粒ほどつまんで固さを確認し、大丈夫であれば火を止めます。

緑豆は茹でムラが出やすい豆です。多少煮くずれしているくらいのほうが、後の料理などに豆の質感が出て面白い食感になります。

 

緑豆の甘活用

⑤先ほどの緑豆を、砂糖を煮溶かしたシロップに浸します。グラニュー糖か氷砂糖が、すっきりした味になります。

⑥白玉だんごを作ります。白玉粉や寒晒粉と軽く水切りした絹ごしとうふを使います。最初は1:1の重さから合わせてこねてみて、バランスを見ながら絹ごしとうふを加えてください。まん丸にまるめて、真ん中をつぶし、おはじき型に成形します。

熱湯で5分ほど茹で、氷水にとって引き締めます。

⑦白玉と緑豆のシロップ浸けを合わせて出来上り。

⑧好みで牛乳やココナッツミルクを加えてください。シロップだけのときより、まろやかな味わいになり、白玉と緑豆の良いつなぎ役になります。

緑豆の良いところは、安いこと。モヤシに使われる豆ですから安いのは納得できますが、その辺の店にはほとんど見かけることはありません。専門店かネット通販で探してください。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2019年 6月 16日

豆行事や催しなど

2019年 8月
« 7月   9月 »
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

バックナンバー