豆は「しあわせ」のタネである

青えんどうのポタージュ その1

青えんどう(マローファット)を使ってみよう

乾燥豆で見かける国産の「青えんどう」は北海道産が主ですが、近年は流通量が減って、輸入物の「マローファット」が多く使われています。

いつもは手亡豆や大豆で作るポタージュを、青えんどう(マローファット)で作ってみました。

青えんどう、赤えんどう、黄えんどう、えんどう豆には色違いで何種類かありますが、それぞれ用いられ方が違います。

青えんどうは料理やうぐいす餡に使われることが多く、赤えんどうは甘味に、黄えんどうは最近注目されている豆100%ヌードルの材料として用いられています。

青えんどうを使って、私はこれまでに豆カレーやスープ、うぐいす餡、シロップ浸け、豆パンなどを作りました。豆粒の表皮が残りやすい豆ですので、皮まで使う料理、皮を外す料理や甘味など、用途によって調理の仕方を変えています。

 

青えんどうのポタージュを作ろう

[材料 約3〜4人分]

・青えんどう(マローファット) 乾燥100g

  豆の煮汁 100g

・玉ネギ薄切り 150g

・牛乳 1カップ+好みの量

・オリーブオイル 小さじ2

・塩 小さじ1/4

 

[作り方]

①豆を水洗いして、ボウルに入れ水戻しする

 → マローファットは夏場、4時間ほどで戻りました

②新しい水に替えて、豆を水煮にする。沸騰後、中火に落として約30〜40分茹でる。途中でアクと浮いてくる薄皮をすくい取る

 → 水煮にすると、乾燥で100gのマローファットは約250gほどになりました

③薄切りにした玉ネギをオリーブオイルで炒める。焦がさないように、玉ねぎが透明に近づくくらいで火を止める

④ミキサーに炒めた玉ネギ、②の豆、煮汁を入れて回す

 → 皮が残ると舌ざわりが気になる方は、長めに回してください

⑤鍋に④と牛乳を入れ、焦がさないよう、泡が吹いてこないよう中弱火で加熱し、塩を加えて調味

⑥ポタージュは時間をおくと蒸発してトロミが増します。好みのかたさ加減になるよう、牛乳の量を調整してください。

 

青えんどうのポタージュは、豆の薄皮まで一緒にクラッシュすることで、栄養成分も漏らさず口にできます。

玉ネギの甘さと豆の旨味が相まって、やさしい味わいのポタージュが完成。

温かくてもおいしいし、夏場は冷たくしてもおいしくいただけます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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