豆は「しあわせ」のタネである

【山形県鶴岡市】にて出会った、豆っぽいの

9月16日〜18日の3日間、飛行機を乗り継いで山形県鶴岡市に行ってきました。その間に見つけた豆っぽいの、豆な人々を記します。

 

鶴岡駅近『若林』さんの「だだちゃ豆の天ぷら」

鶴岡駅の観光案内所でいただいた「お昼ごはんMAP」の中から、気配を感じて訪ねたのは、庄内浜地魚料理の『うなぎ 若林』さん。うなぎ以外の魚も食べられるとのことで行ってみると‥‥ おいしい定食に出合えました。

▲ 高級魚のサヨリと郷土料理の小鉢が付く焼き魚定食 1,500円

そして、一品料理のボードメニューで見つけたのが、「だだちゃ豆の天ぷら 400円」の文字。

だだちゃ豆のみを「かき揚げ」にするとお聞きして、頼まないはずがありません。だだちゃ豆でないと、ほかの枝豆ではこの深い味が出せないのだそう。

豆の1サヤに2粒〜3粒の豆が入っているから、このかき揚げにはいったい何サヤのだだちゃ豆が使われていることでしょう!

鼻腔と舌に届く、白山だだちゃ豆らしい濃厚な味わい。カラッとおいしくて、油と塩の旨みと相まり、昼間からビールが欲しくなりました。夜なら絶対呑んでたネ。

ご主人とのお話の中で、山形大学 江頭教授の「郷土食 笹巻」研究についてもお聞きすることができました。

うなぎ若林さん、次回の鶴岡旅でも再訪したいお店です。

https://unagi-wakabayashi.com/

 

駅売店で買った「だだちゃ豆アイスクリーム」

おそらくこのアイスを食すのは、2回目か3回目。JA鶴岡さんの商品です。砕いた だだちゃ豆がザラザラ入っていて、豆粒表面のグレイの薄皮が刻まれて彩りを添えています。アイス生地から豆乳の乳成分の味がして、「う〜ん、だだちゃまめ〜!」な味わいです。

1つ、税込 271円でした。So ハッピー!

 

湯田川温泉『湯どの庵』の檜風呂にて

今回の鶴岡旅は2泊とも、温泉宿に泊めていただきました。

あの、山形イタリアンの巨匠・アル・ケッチァーノ 奥田政行シェフが引き継がれたオーベルジュ。7月に新装オープンしたばかりのお宿は、センスあふれる佇まい。

宿泊棟に向かう廊下の窓から見えるお庭が、雨に現れ絶景でした。

湯どの庵にはお風呂が2つあり、檜風呂と石風呂を男性と女性が日替りで交互に使います。

初日に私が使わせていただいたのは、檜風呂。その入り口で見つけた「豆」の文字!

由豆左賈神社(ゆずさめじんじゃ)のおふだ。この神社は創建が紀元650年、古くから崇敬されてきた湯田川温泉の鎮護社なのだそう。

おそらく、湯どの庵から徒歩圏内だろうと思います。次回はぜひ、お参りに行かねば‥‥ です!

 

『湯どの庵』朝食に「南禅寺豆腐」

どう見ても豪華な和食の朝食御膳。そこには、庄内のご馳走+イタリアンの要素も加わり、五感に届くおいしさでした。

その中のひとつに「南禅寺豆腐」なるお豆腐が供されました。

このお豆腐、庄内で夏場にしか食されない風物詩だそうです。かつて、旅の途中に京都の南禅寺で作り方を教わった方が、地元・庄内(酒田)に戻って作り始めたお椀型のお豆腐。

奥田シェフのガストロノミー・ツーリズム。十数名がいっしょに味わった朝ごはんの途中、お話をお聞きしながら「え、南禅寺?」と反応しました。

京都では夏場、この形に和辛子を海苔で巻いたものを入れ、「辛子とうふ」として販売されるお店が数軒あります。庄内では「南禅寺」が夏のおとうふの名前に使われるそうです。

お豆腐に限らず鶴岡にていくつか、京都ゆかりのものと出合いました。

湯どの庵 https://yudonoan.com/

 

 

漬物『本長』さんの「だだちゃ豆醤油漬」

ガストロノミー・ツーリズムの2日目午後に、『本長』というお漬物屋さんに伺いました。工場見学では、温和な会長さんが案内役を務めてくださり、試食のお漬物もいただきました。

鶴岡は日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」認定を受けた都市。今年は認定から10年の記念の年です。その在来野菜に、だだちゃ豆も含まれます。

展示されたいた「季節の在来野菜」の中に「だだちゃ豆」を見つけ、「だだちゃ豆醤油漬け」を訊ねてみたのですが‥‥ 残念、時期が半月ばかり遅かった?

今回は残念ながら、購入すること叶いませんでした。

ちゃんと忘れないようにブログに書いて、来年の夏からは意識しておこうと思います。

だだちゃ豆の漬物に向いているのは「おうら/尾浦」だだちゃ豆。豆のサヤが大きくて、豆粒がしっかりしているところが漬物に向くのだとか。

あー、食べたい!

本長 https://k-honcho.co.jp/

 

莉子ちゃんのおばあちゃんの「はりはり漬け」

ガストロノミー・ツーリズムに参加して知り合った大学生の莉子ちゃんに教わりました。莉子ちゃんのおばあちゃんが作るはりはり漬けには、枝豆が入っているそうです。

冬の間、お正月頃に食べるのかな?

莉子ちゃんの記憶する材料は、数の子・枝豆・スルメ・切り干し大根を醤油漬けにしたもの。「松前漬けに枝豆が入ったような感じです」と教えてくれました。

ネットで調べてみると、 鳥海の麓「倉田農園」より愛を米て。 というブログに、はりはり漬けの写真とレシピが載っています。

材料に「青豆」と書かれているから、おそらく枝豆ではなく秘伝豆などの青大豆を水戻しして使うようです。勉強になります。自分でも試してみよう‥‥

莉子ちゃん、きっかけを作ってくれて、ありがとう!

 

豆っぽい食べ物の中でも目玉となった、奥田シェフのだだちゃ豆フルコースについては、Facebookとインスタに載せたものを再編し、豆なブログにもう1本 書きます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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