豆は「しあわせ」のタネである

からしとうふ、食べ納め?

大丸 京都店へ

嵯峨野の森嘉さんのとうふ、大丸でも扱いがあると知り、からしとうふを買うつもりで行きました。すると、もう8月いっぱいで終了したとのこと。あちゃ! あぁ、これで1年おあずけですか‥‥ あ〜あ。

と思いながら、せっかく訪ねたデパ地下を探索していると‥‥

あるじゃん。からし豆腐

『手造り職人 京とうふ 仁助』さんの売場に「からし豆腐」発見。続けて売場を見渡すと、あちらに『とようけ屋 山本』さんの「辛子豆腐」発見。さすが、百貨店ですね。

しかも、こんなふうに、大切に1個ずつ氷付きで包装してくださいました。あぁ、百貨店っぽい!

 

とようけ屋 辛子豆腐

とようけ屋は、天神さんの近くにあるいつも行列ができているゴハン屋さん。あちらは豆腐料理の「とようけ茶屋」という名前なのですね。その大元の老舗豆腐屋さんが「とようけ屋 山本」さん。長〜いお揚げで記憶しております。

初めて買ったとようけ屋さんの辛子豆腐。(大)標準150gの表示がありました。確かに、でっかい!

ドーム型の表面に、とうふを成形するために包まれたのであろう繊維の目が見えます。青のりものってて、はい。とっても辛子豆腐っぽい。しかも、ぽってりと大きめです。

半分に割ってみると、たっぷりの辛子が海苔に包まれ納まっています。うひゃ、辛そう〜

まずは少しの豆腐を何もつけずに味わいました。この豆腐、おいしい! 大豆の旨みが直に伝わってくるような、ふっくらとした味わいの豆腐です。

それから、「京都人の密かな愉しみ」のヒースロー先生を真似て、その通りの食べ方でいただきました。辛子が鼻にツンときます。それを美味しく感じるようになったら大人の仲間入り?

私はおそるおそるチョンと少しずつ溶かしながら‥‥ 辛子、思ったとおり、やっぱり多かったです。たくさん残しました(汗)

パッケージ表面に小さな字で「赤い色が水の中に出ますが、辛子を包んでいる海苔の色です。安心してお召し上がりください」と書かれていました。

有限会社とようけ屋 京都市上京区七本松一条上る滝ケ鼻町429−5 TEL  075-462-1315

 

京仁助 からし豆腐

  

からし豆腐も4軒目、だいぶ慣れてきました。

こちらのからし豆腐も150g、ずっしりぽってりの大きなからし豆腐です。

よそさんに比べて青のりのかかり具合がたっぷり目。なめらかな豆腐の中に、海苔に包まれた辛子。

 

仁助さんのとうふはなめらかです。ソフトで大きなとうふ。「もしかすると、この立派な台(ドーム型下部)の具合は、ヒースロー先生が食べていたからし豆腐かもしれない‥‥」と思いました。真相はわかりません。

辛子を海苔で包んで豆腐に忍ばせて‥‥ 誰かが一つひとつ、手間をかけて作っておられるからし豆腐。今年はもう、これで食べ納めかもしれません。

少し前に「てづくりとうふ すがい」のひろお先生のフェイスブックに、もうそろそろ終了しますの予告が載っていました。私の2018年夏は、からし豆腐と共に去りゆくのですね。

有限会社 京仁助豆腐 京都市南区吉祥院東前田町5−7 TEL 075-661-4569

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  1. 2020年 1月 09日

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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