新潟の枝豆に、長岡の食文化を知る
今シーズン初、新潟県産の枝豆入手!
いよいよ今週末は、長岡で枝豆選手権が開催されます。ひっそりと地味に、トレーニング継続中。
こちらは、徳島県産 湯あがり娘「茶豆風味えだまめ」徳島マルエイ青果/八百一本館にて 298円(税込)
最近は「蒸し茹で」にすることが多いです。選手権用に両端も落としません。
粒が大きくて、3粒豆が多くって、コーンのようなナッツのような茶豆風の味わい。「じっくり食べたら、おいしいやろな〜」と思いながら、頬張りました。
100秒で口に入れた枝豆の残りの莢重量・・・60g
そして、こちらは髙島屋 京都店の八百一さんで見つけました。念が通じたか、新潟産の枝豆です。よかった。うれしい。出立前に、新潟の豆でトレーニングできるとは‥‥ 216g入 361円(税込)
やった、初・新潟産。これで調子がつかめるかも! と喜んで、トレーニング開始。
なんとなく細っこい莢。これまでの経験からすると、S寄りのMサイズ。味は心持ち薄い?
レディーGO! ・・・・・・100” スト〜ップ!
今宵は、あまり伸びず、な印象です。計測すると 51.5g。 ふぁあ〜
せっかくの新潟産ですが、調子が出ませんね〜。小粒より、大きな粒をチョイスするほうが豆殻重量が増えるのかも‥‥
農チャレ白井実行委員長と話す
テレビをつけると、どのチャンネルからも朝に夕べに水害の悲しい報道が映っています。「こんな時に、えだまめの早食いの練習してて、いいの?」という、無意識の後ろめたさがあったのは否めません。豆殻重量が伸びないのは、そのせい?
昼間、ながおか農チャレプロジェクト実行委員長の白井さんと電話でお話しました。いくつかの質問に紛れ、
「どうして選手権は、早食いなのですか?」と、訊ねてみました。
そうしてお聞きできたのは、新潟県は枝豆の作付面積、生産量ともに日本一。枝豆消費量でも日本一の県民性です。食事のあとに、テーブルに枝豆があって、テレビを見ながら口に運び、もぐもぐしている。そういう県民性だそう。
もぐもぐ、もぐもぐ‥‥皆さん食べるのも早く、「自分のほうが早い」「いや、自分が早い」と競い合う。しかも、それを面白がりながら‥‥ 新潟で枝豆は、まるで「冬のコタツみかん」のように存在するものかもしれません。
「せっかくの枝豆なのに早食いは苦手、大食いは無理」と先入観を抱いていましたが、白井さんと話したら「これって、食文化の違いなんだ」と感じました。
京都人が夏に鱧を食べ、パン食率が高いように、博多でこの時期はキュウリを食べないように、特に長岡で夏場は腹ごしらえに枝豆を食べるのだと思います。いえ、事の真相は、現地に行ってみないとわかりません。
私は、豆と豆料理の探検家です。豆そのもの、豆料理そのものにも興味がありますが、本当は豆に関わる人々、豆料理を作る人、食べる人々に興味があります。
新潟県の米どころ長岡で、田んぼの畦(あぜ)を強くするために植えられた枝豆が、2018年夏には第3回目の世界選手権を開催するまでに発展し、愛され、注目されるようになった。すごいことです。
米と酒と枝豆、きっと、つながっているはずです。
土曜から長岡入りして、しっかり取材してきます。私は、ただの豆好きでしかありません。栽培することも、早くたくさん食べることもショボショボです。だけど私は、もの書きです。
豆好きが身をもって臨戦態勢で挑む、長岡の「世界えだまめ早食い選手権」、初めての土地に「よろしくお願いします」の気持ちでお邪魔します。
あぁ、長岡、楽しみです。しっかり探検して来ます。
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