豆は「しあわせ」のタネである

枝豆レッスン

2年目の枝豆プロジェクト

◎お客さまに国産のおいしい枝豆を食べていただきたい

◎旬まっただ中の枝豆を「日本枝豆紀行」として、いろんな地域の枝豆を味わってほしい

◎枝豆ファンを増やしたい

 

と、そんな思いで昨年から奈良の飲食店・風神グループの皆さまと枝豆の勉強会をしています。今年も始まりました。枝豆プロジェクト(^^)

IMG_20160728_150246 IMG_20160728_160639

今回の会場は、近鉄新大宮駅から徒歩1分の FUJIN食堂さん。店長、料理長、総料理長、スタッフ総勢6名が参加してくださいました。

 

4つの枝豆 食べ比べ

IMG_20160728_112021 IMG_20160728_112219八尾えだまめ

大阪の八尾堆肥研究会さんの枝豆です。

初めて知ったのですが、なんと日本特産農産物協会が認定した「枝豆マイスター」との記載あり。枝豆はもちろんのこと、「枝豆マイスター」に興味津々です。

ちなみに、枝付きと枝から切り離したときの重さ比較をしてみました。

枝付きは476g、枝を落としたら388gでした。枝付きは廃棄するところが多くなると思い込んでいましたら、重さ的には意外と少なかったです。スペースは枝付きのほうが、だんぜん場所をとります。しかし、枝付きには「鮮度と味を落とさないように枝付出荷をしています」とのことです。(1袋 537円)

 

IMG_20160728_112614IMG_20160728_112654酒井さんの新潟茶豆

新潟県五泉市の茶豆です。袋の裏に「良質で豊富な水資源に育まれた、肥沃な大地の五泉市。甘みがぎゅっと濃縮され、美味しい枝豆に育ちました」の記載がありました。

オモテにはメガネをかけた酒井さんのお顔と「一莢一莢丁寧に選別された、選りすぐりをお届けします」の文字。だから、キレイな枝豆ばかりが入っていたのですね。(1袋 429円)

 

IMG_20160728_112631IMG_20160728_112540天狗印の味緑 みりょく枝豆

群馬県北毛地域の池田修一さんが栽培された枝豆。

肌色大豆「青豆」の旨味と品質に、茶豆の香りと甘みを合わせ持つ、交雑育種法で誕生させた「新世紀の枝豆」とのこと。産地特有の昼夜の寒暖差が甘みをUPさせているそうです。

今回の食べ比べでは、最も高価な枝豆でした。(1袋 580円)

 

もう一つは、店で仕入れてくださっていた八百西「恩知のえだまめ」です。写真は現地でうっかり撮り損ねました‥‥

 

IMG_20160728_150240

「どれが一番」は、ありません。本当にどれも、それぞれ美味しいのです。あとは個々人の好みと調理法で‥‥ 茶豆が人気のようでもありました。

 

下処理と枝豆の調理法を伝える

「おいしい」のために一所懸命、「まじめに」取り組む風神の皆さん。レッスンを行う私も、しっかり準備して真剣に臨んでいます。

初参加の方にも理解していただけるように、昨年参加して今回2回目参加の方には新しい情報も追加してお話できるように‥‥

・両端チョンチョン、塩3回

・鉄のフライパンで蒸し焼きに

・鍋に蓋をして、ひたひたに湯を入れ、蒸し茹でに

・蒸し茹で後に調理する「枝豆イタリアン」と「マメロンチーノ」の食べ比べ

・朝茹で冷蔵と、茹でたて枝豆の旨味や甘さ、味わいの違い比較

・冷凍輸入枝豆と国産自家茹で枝豆の見た目と味の比較

・枝豆と大豆の関係、枝豆の栄養、枝豆とビールが相性ヨシの理由、海外でも人気のEDAMAME などの講義

と、そんなことを行いながら、アッと言う間の90分でした。熱が入るとつい、福岡弁でしゃべってしまう‥‥ 地域色いっぱいの枝豆レッスン、ご参加くださった皆さまにしっかり伝わって、お店のお客さまに喜んでいただけることを願います。

 

IMG_20160728_160302

マメロンチーノ

IMG_20160728_160307

枝豆イタリアン

8月いっぱいは「餃子プロジェクト」開催中の風神グループで、いつの日か「日本枝豆紀行」も実現しますように‥‥

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

豆行事や催しなど

2024年 4月
« 3月   5月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー