豆は「しあわせ」のタネである

産経新聞「スーパーフード 黄えんどう豆」

2024.4.14に掲載されました

4月はじめ、産経新聞の記者さんより、えんどう豆についてオンラインでインタビューをお受けしました。

えんどう豆のこと、黄えんどう豆のこと、野菜豆のことなど、1時間ほどお話しさせていただきました。記者さんとは、豆のおいしさや栄養のこと、活用されている食品などについて話が盛り上がり、掲載を楽しみにしていました。

新聞掲載記事は、こちらです。竹中 文さんが書いてくださいました。私のコメントも最後の方に掲載されています。

web(産経ニュースほか)にも記事が掲載されています。

https://www.sankei.com/article/20240414-QNNWCND3WNKFFPK6K4Y33MWWLE/

 

黄えんどう豆のこと

日本で見かける乾燥状態のえんどう豆は、赤えんどう、青えんどうが主で、黄えんどう豆は一般的には流通していません。

赤えんどうは、みつ豆や豆かんなどに多く使われる豆。

青えんどうは、うぐいす餡や甘納豆などで見かけます。

黄えんどう豆は「イエローピース」「トラッパー」などの名前で業務用として流通し、皮を剥いで半割にしたものが消費者向けのネット通販に「イエロースプリット」の名で売られていたりします。

私が黄えんどう豆に興味を持ったのは、ZENB さんが開発された「ZENBヌードル」を食べてから。豆100%で作られた麺は、私にとっていろんな意味でセンセーショナルでした。

豆だけで麺ができる・・・ 中華麺はカンスイを使うし、うどんには塩がたくさん入るし、ZENBヌードルは「麺80g=豆80g」と知って感動しました。豆を水煮にした残りを煮汁ごと冷蔵庫保存しておくと、煮汁にとろみが出ます。そのとろみが糊(凝固剤)の役目をするとは、素晴らしいと思いました。

しかも、豆マメしい香りが嬉しかったし、食感も好きでした。パスタソースを和えるなどすると、パスタ麺との差異を意識することもなく・・・

それらをきっかけに、黄えんどう豆について、ZENBさんのサイトを通してずいぶん読み込みました。ご縁のある豆問屋さん、北海道の生産者さん、ネットでたどれる情報などを頼りに知識を得て、「黄えんどう豆ってすごいな」と思っていました。

 

黄えんどう豆は、スーパーフード

スーパーフード・・・雑穀のキヌアやアマランサスなどに対して聞いたことはあったのですが、豆に対して表現してくださったのもZENBさんが最初ではないかと思います。

スーパーフードとは「栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高いことが特徴。昔から人々に親しまれ、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ食品のことを指します」とのこと。

黄えんどう豆は食品業界で代替食として活用されています。ツナの代わり、肉の代わり、甘味にも・・・ 知らないうちに私たちも、黄えんどう豆を食べていたかもしれません。

ZENBさん、豆をスーパーフードのステージに挙げてくださって、ありがとうございます! と昨年あたり、最初に見た時から思ってきました。

食物繊維・ビタミンB1・鉄分などが豊富な黄えんどう豆は、食材として、健康食品としていっそう活用の幅が広がり、ますます消費が伸びていくことでしょう。

黄えんどう豆はいまや、豆界のニューヒーローです。スーパーフードのステージに立ち、豆のおいしさと魅力をみんなに実感してもらえるよう、黄えんどう豆さん、頑張ってください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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