豆は「しあわせ」のタネである

指宿市の黒枝豆で、枝豆おこわ

今シーズン初の黒枝豆

近くの食品スーパーで買いました。鹿児島県指宿市産の黒枝豆、198円+税。安すぎるかも?

黒枝豆シールに「さやが黄色く黒いのは黒枝豆の特徴です」と書かれていました。そうなのです。黒枝豆は熟成が進むと、莢の第一印象が傷んでいるように見えてしまいます。だけど、少し斑が出るくらいのほうが美味しいのです。

枝豆で作ってみたいものがありました。それは、枝豆入りのおこわ。

でも、その前にとりあえず味見。

「あぁ、やっぱり緑色の枝豆とは味が違う。デンプン質が強い? この黒枝豆は、けっこう熟成が進んでる?」などと考えながら、莢から豆粒を取り出して‥‥60gをキープ。あとは、早食いにならぬよう味わっていただきました。

 

「枝豆赤飯」を真似て

新潟県長岡市に「江口だんご」という老舗和菓子屋さんがあります。その店で販売されている長岡赤飯の別バージョンで、今月は「枝豆赤飯」も販売されています。

*江口だんごの長岡赤飯 詳しくは、こちら

この前、長岡で食べたかったけど、一人でしたから王道の長岡赤飯を味わい、枝豆赤飯には手が出ませんでした。そして「せっかくだから、枝豆のある季節に自分で作ってみよう」と。

新潟産の枝豆を使った「枝豆赤飯」は、江口だんごさんだけの名物商品とのこと。さぞかし、おいしいと思います。私のは、京都で手に入った材料で試作しました。お醤油味のお赤飯は「長岡赤飯」の特徴です。京都で真似したものをおそれ多くも、長岡赤飯と呼ぶわけにはいきません。

だから、えだ豆おこわ。予想以上においしくできたので、おぼえ書きの素人レシピを載せておきます。

 

[材料]

・もち米 1.5合

・うるち米 0.5合

・醤油 大さじ1

・酒 大さじ1

・みりん 大さじ1/2

・水 適量

・えだまめ 豆だけ60g

・白ごま 適量

 

[作り方]炊飯器バージョン

1.もち米とうるち米を合わせて水洗いし、ザルにあげて30分以上おく

2.炊飯器に1を入れ、醤油、酒、みりん、塩を入れた後、おこわの2合分まで水を加える

3.炊飯器のおこわモードで炊飯。その間にえだまめを蒸し茹でにして、莢から出しておく

4.炊き上がりに豆と白ごまを加え、軽くほぐす。再度ふたをして、10分ほど蒸らしたら出来上り

 

もち米は滋賀羽二重餅、うるち米は実家米(福岡県産)、枝豆は指宿、お酒は京都産の「美しい鴨川」、ここにあった関西と九州の食材で作りました。

冷めたら黒枝豆がかたくなるかと心配したら、レンジ再加熱でOKでした。おこわも、ふかふかに戻りました。えだ豆おこわ、また作ってみよう(^^)

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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