豆は「しあわせ」のタネである

【弘前】八木橋信行さんの毛豆と、やぎはし豆

2019.10.04

2件

八木橋さんの枝豆が届きました

青森県弘前市の枝豆と言えば「毛豆」。一昨年の最強毛豆決定戦で知り合い、お世話になった八木橋信行さんとのご縁が今も続いています。

9月の「最強毛豆決定戦 ファイナル」に参加した翌日、八木橋さんの畑を訪ねました。そのことは、また改めて。

今週初め、八木橋さんから「毛豆(写真右)」と「やぎはし豆(左)」が届きました。たっぷり1kgずつ(^^)

八木橋さんの毛豆は、平成25年の第2回 最強毛豆選手権でグランプリを獲得しました。翌年は銀賞、翌々年は金賞を受賞し、3年連続入賞を果たされました。そして「同じ人ばかり受賞するより、ほかの人が入賞するほうが良い」と平成28年からは自身の毛豆を出品されなくなりました。

それから、弘前市立高杉小学校の子どもたちに毛豆の栽培指導をされ、子どもたちの豆を最強毛豆選手権に出品するお手伝いをして、裏方に回られます。平成29年と30年は、高杉小学校の子どもたちの毛豆は、銅賞、銀賞を受賞しています。

八木橋さんは、とても情に厚い方です。その温かいお気持ちを、私のところにも届けてくださるのです。八木橋さんの毛豆、ピカイチおいしいです。毛並みが立派です。温かいうちに食べるとホクホクして栗のような印象も受けます。

 

茶豆風味の「やぎはし豆」

八木橋さんが育てるもう一つの枝豆に、ご自身の名前を付けた「やぎはし豆」があります。やぎはし豆は 〜茶豆風味〜 をキャッチフレーズにされています。

茹でたり、蒸し焼きにしたりする時、途中からふわ〜っと茶豆を加熱する時のようなおいしい香りが漂ってきます。

今年の「やぎはし豆」は、「蒸し焼き」と「茹で」の両方でいただきました。もしかすると、やぎはし豆は「茹で」のほうが美味しいです。ほかの豆は「蒸し焼き」のほうが美味しいと思うのだけど、この枝豆に関しては‥‥

1年ぶりに食べて、いろいろ分析しています。莢の形が平べったく大きくて、豆から莢の先までの空欄面積が広い。。。8月に食べて印象に残っている「豆王」とちょっと似ています。

固茹でにして食べると、後味がピーナッツっぽくも感じます。うふふ。新しい発見です。

枝豆に詳しい生産者さんの話しでは「食感、香りなど秘伝に似ています。外皮に紫色の変色がでるなどかなり近い血統だと思います」と。さすが!

 

枝豆好きな知人を招き、弘前を味わう

知人たちを招き「毛豆」と「やぎはし豆」の食べ比べをしました。

とうふつながりのNさんと、きものつながりのKさん、二人とも「おいしい」と、たくさん食べてくれました。女性は「毛豆のホクホクしたのが好き!」と、男性は「ボクは、やぎはし豆のプリッとした食感が好きです」と。

毛豆は茹で時間がちょっと過ぎると、温かいときはホクホク、常温になると豆類に似たデンプン質のほろっと感が出るから、(芋・栗・南京のように)女性好みなのかなと思いました。

前述の生産者さんは「毛豆はとてもホクホクでした。食感がいいです。黒豆に似た甘みが少しあります。この一袋に入っている様々な形の豆や毛並みを見て、畑を想像したり、葉っぱや枝を想像して食べるのは良いですね〜」というような感想をくださっています。

なんか、もう、こうやって枝豆好きな人たちと「おいしいね」と言葉を交わし、八木橋さんの枝豆を食べられることが、うれしいです。

だって、私は八木橋さんから畑に連れて行っていただいて、八木橋さんから直接お話を聞いているから。あんなに丁寧に、魂こめて作っておられる毛豆とやぎはし豆、今年もホントにおいしくいただきました。

八木橋さん、奥さま、息子さん、ありがとうございます。ごちそうさまです。

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コメント

    • 三浦晃
    • 2020年 2月 16日

    私は、弘前市内在住者です。やぎはし豆は、何処へ行ったら、手に入るのでしょうか。さぞかし、高価な物でしょうね
    冬場になると、旨い豆食べたく、成るんです。どうか、教えて頂きませんか。

      • Nodoka
      • 2020年 2月 16日

      やぎはし豆は、10月頃に枝豆状態で野菜の直売所で売られているようです。
      また、八木橋さんの直売所でも販売されていました。私は土地勘がなく、クルマに乗せて連れて行っていただいたので、うまく説明することができません。エヌワイ農園、もしくは八木橋農園で検索できませんでしょうか。
      500g入りと1Kg入りがあり、記憶では1kgが1,500円くらいではなかったかと思います。違ったらいけないので、実際にお訊ねください。

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豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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