豆は「しあわせ」のタネである

利き黒豆

お正月の黒豆おぼえ書き

 

師走に作った黒豆の煮豆、今年の年末のために記録しておこうと思います。

写真の黒豆、見た目にぜんぶ同じに見えますが、奥から

1鍋目、2鍋目、3鍋目とよそっています。(^^)

 

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どう違うかのメモ書き

1鍋目 丹波篠山 飛切極上 きび糖 寸胴鍋使用

2鍋目 丹波篠山 飛切極上 沖縄の砂糖 濃い味 平鍋使用

3鍋目 京丹波ぶどう黒豆 きび糖 寸胴鍋使用

 

材 料

・黒大豆 300g

・きび糖 240g   白砂糖は近年使っていません。

・塩 小さじ1/2   落とし蓋はシートタイプを使いました。

・醤油 小さじ2   釘5本を包んで一緒に煮ました。

・水 1.5L       差し水をするときは、差し湯で

 

利き黒豆の感想

友人Kちゃんにも「利き黒豆」につき合ってもらいました。

同じ食べ物を同じタイミングで口にすると、その違いがよくわかるのです。

 

Kちゃんは、一つひとつをきちんと評価して、2鍋目を選んでくれました。

3鍋目を食べたYさんは、「甘さが強過ぎず、ちょうどいい。市販のものは甘過ぎて、こっちのほうがパクパク食べられる」との感想。

2鍋目、3鍋目を食べた家族は「ふつうにおいしい。でも、皮が少し口に残った」とのこと。冷蔵庫から出して、しばらく時間をおいて食べると皮の感じは弱くなります。冷蔵庫に入れると豆の中身が締まって、皮が微妙に浮いたようになっているのだと思います。

 

私は、3鍋目の「京丹波ぶどう黒豆」のもっちりとしたなめらかさが好きでした。甘さは2鍋目の「沖縄 濃い味」だと、黒砂糖のような味が強すぎると思い、途中で煮直しました。汁を煮詰めるはずのときに白湯で洗い、きび糖で味を調整しました。鍋も平鍋より、深さのある寸胴鍋で煮るほうが上手く煮えるように感じました。

 

以上、今年の年末に迷わなくていいように、おぼえ書きです。

飛切極上より高価な「京丹波ぶどう黒豆」は新豆で、丹波篠山の飛切極上は約1年低温熟成させて状態が安定した黒大豆。丹波の大粒新豆は年明けから流通にのるようです(温暖化で収穫時期が後ろに下がってきているため、無理に年末に間に合わせようとすると完熟を待たずに乾燥させねばならないというお話をお聞きしたことがあります)。

京丹波ぶどう黒豆」、北尾商事の北尾社長の思い入れが伝わってくるおいしさでした。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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