岐阜 ツバメヤの「黒米ぜんざい」
小正月には「あずき粥」や「ぜんざい」を
1月15日は小正月。年末年始に慌ただしく台所に立ち、たくさんのお客さまをお迎えした女性たちに、「一息ついてゆっくりしましょうね」と設けられた旧き良き時代の習慣です。
その小正月に欠かせないのが「あずき」。食物繊維やビタミンB1、鉄分、ポリフェノールなど栄養豊富な小豆は、女性にとってうれしい食べ物。私たちが推奨している毎月1日と15日の「赤飯の日」に、お赤飯で小豆を口にするのは理にかなっているのです。
小正月には「あずき粥」が登場します。お餅(もち=望)を入れて作ります。
そして、小豆を一度にもっとたくさん摂ろうと思ったら、あんこや羊羹、ぜんざいなどがありますね。甘いのが苦手な人には、甘さ控えめの和菓子もあります。塩を効かせて砂糖を減らし、甘さを強調した塩豆大福なども見かけます。
昔から、小豆はむくみをとる、脚気を防ぐ、母乳の出を良くする、などと健康を意識する女性に多く用いられてきました。
ぎふ 柳ケ瀬 ツバメヤの「黒米ぜんざい」
あずき粥や鏡開きやぜんざいのことを思っていたら、友人からステキなお土産をいただきました。岐阜出身の彼女がいつもあんなに麗しいのは、きっとふだんから、小豆をたくさん食べているからかもしれません。
「ツバメヤさんの『黒米ぜんざい』は、レンジで1分半温めて食べてね」と聞いたとおりに温めて、ほ〜ら、おいしそうでしょう〜(^^)
名前のとおり、黒米が入った小豆のぜんざいかと思いきや‥‥!
なんか、ちがう。ほかの豆も入ってる。何やろう‥‥?
何やろう? をお餅の上にのせました。
左から、ヒヨコ豆、黒豆、小豆、黒米 ‥‥こんな「ぜんざい」はじめてです!
おいしい。うれしい。豆の味が色々する。うれしい。楽しい。はっぴ〜!
正直、ほほぉ〜と感心しました。黒豆まではアルにせよ、ここにヒヨコ豆を入れられるとは‥‥ヤラレタ! と思いました。
黒豆の食感は、お正月の黒豆より歯ごたえが残ります。
ヒヨコ豆は、そのクチバシのとんがりとホクホク味で、ぼくはヒヨコだよ〜と主張しています。ヒヨコ豆って、トマトソースには染まってしまわないけど、小豆や黒米、黒豆のポリフェノールには馴染むのですね。それも発見でした。
小豆は全体のまとめ役。やわらかな、やさしいお味です。
黒米は、ぜんざい全体にトロミづけの役を担っているようです。
黒豆と黒米、小豆、‥‥ 日本的穀物&ヒヨコ豆のぜんざい。
小豆だけのぜんざいより楽しいし、食べ飽きません。
こんなぜんざいを考案してくださる岐阜の「ツバメヤ」さんに、私もいつか行ってみたい。友人のお里帰りにくっ付いて行きたくなりました。
Kちゃん、さっちゃん、ツバメヤさん、「黒米のぜんざい」、とても美味しかったです。粒あんを苦手とする家族も、喜んでいただきました。ごちそうさまでした。(^^)
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