豆は「しあわせ」のタネである

足利銘菓「古印最中」

2020.07.06

2件

足利のお土産にいただきました

「古印最中」は、栃木県足利市の銘菓で、香雲堂という和菓子屋さんが作っておられます。

この最中の特徴は、①おいしい ②相田みつを先生の書やろうけつ染めが包装に使われている ③いくつかの形をした最中が入っている ④相田さんの書で書かれた店主挨拶状が入っている

くらいに思っていたのですが、「古印最中」の「古印」について、今回強く意識しながら味わっています。

もなかのタネ(皮のこと)に描かれているのは、足利にゆかりのある古い印を象ったもの。こちらは足利学校の図書館にある本に押されている古印だそう。

最中のあんこがおいしいのは、吟味した材料と最中づくりに徹する和菓子職人さんの情熱でしょう。足利での出来事を思い出しながら、1日に2個までと決めて味わっています。

 

足利にて

東京出張にくっ付けて、翌日は足利へ。大事な用事の前に、初めて自分で町の中を散策しました。

足利に行くのは、何回目? 20代の頃から、おそらく10回以上行ったように思います。

北千住から東武線の特急りょうもう号に乗って、足利市駅まで71分。着いたら、最初の目的地「足利学校」へ。

渡良瀬川をわたって歩くと、途中にこんなポスターを見つけました。

これまでは、目的地とりょうもう号の駅だけが足利だったから、既に25年以上、私は足利を素通りしていたんだなと‥‥

かつて、門を見ただけの「足利学校」。

3つの門をくぐって日本最古の学校跡地に初めて中に入りました。

図書館や水汲み場、孔子先生の坐像なども拝んできました。

「論語抄」なる本を見つけ、自分へのみやげとして購入しました。

そう。「子曰く」のあれです。孔子先生の論語、あらためて読み返してみたいと思いました。

 

髙福寺へ

足利学校から10分〜15分くらい歩いて、曹洞宗のお寺さんへ。髙福寺は、相田みつをさんが在家のまま師事したという武井哲應老師(故人)のお寺です。

本堂の外からお参りをして、御朱印をお願いすると‥‥ 武井哲應老師のお孫さんとお話をすることができました。いずれは、お寺を継がれる存在だそうです。キリリとした眼が、凛々しいお若いお坊さまでした。

生前、相田みつをさんもこちらのお寺に何度も足を運び、坐禅をして禅の教えに耳を傾けられたのだろうなと、しみじみとした気持ちになりました。「やわらかい心 ぶれない身」と山門の入口に書かれていました。

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コメント

  1. はじめまして。

    めちゃおいしそうですね

      • Nodoka
      • 2020年 7月 19日

      コメントありがとうございます。
      古印最中、おいしいですよ。機会があられましたら、ご賞味ください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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