豆は「しあわせ」のタネである

「九州まーめん」と豆腐チリコンカン

賞味期限が大丈夫なうちに‥‥

いただきものの「九州まーめん」、賞味期限が長いから、昨年いただいたままになっていました。まだ数ヶ月は大丈夫なので保存食にも良さそうです。

「九州まーめん」は、大豆だけで作られた麺です。「九州産大豆 ふくゆたか」が使われています。

年が改まり、ようやく使ってみようと思い立ち‥‥

使い方Bookもいただいていたのですが、とりあえず袋の裏書きだけ見て封を切りました。1袋に3玉入りです。

「主食を炭水化物から大豆の麺に置き換えることで、糖質を抑え、良質なたんぱく質を手軽に摂ることができる」麺と書かれています。「特殊性法により、つなぎを一切使用せず “大豆のみ” でつくった無添加*の麺です。※食品添加物無添加」と補足されています。

まーめんの食品添加物無添加は、カンスイを使っていないということでしょうか?

とりあえず、裏書きに書いてあるとおりに茹でてみました。すると、こんな感じに‥‥

けっこう伸び率(伸縮率? 拡大率?)高いです。1本つまんでみると‥‥?

なんとなく、大豆ミート系の似非肉を麺にしたような‥‥ ザラつきとクニャッとする食感が苦手かも? いえ、これは普通の麺を想像してはダメ。大豆だけで作った新しい食べ物(麺)と考え、既存の食品と比較してはならないのだと思いました。

 

豆いろいろの豆腐チリコンカン

大豆つながりで豆腐、というわけではないのですが、ココにはやたらと豆だの豆腐だのお揚げだのがあるので、たまたま作っていた豆腐チリコンカンを、九州まーめんに合わせてみました。

九州まーめんは、パスタ、ラーメン、そば、焼きそば、ほかいろんな料理に使えるマルチヌードルなのだそう。

豆腐チリコンカン

山口とうふ店の白とうふを使って、ひき肉量を減らしました。金時豆は、自分で水煮にしたもの。いただき物の豆ミックスも加えました。レッドキドニー、ガルバンゾー、小粒の黒インゲンがミックスされた輸入品です。

大きくふくらんだ麺に、チリコンカンをたっぷりかけていただきました。

 

豆たっぷりのチリがのると、そちらに気をとられて、あまり麺を意識しなくなりました。そして、すいすい食べてしまいました。

これは、糖質を抑えたい人のための麺なのですよね?

糖質を抑えると、身体を作る役目のたんぱく質が、身体を動かすためのエネルギーである糖質の役割に使われるから、本来のたんぱく質の役目を欠いてしまいます。とか言っても仕方ないか‥‥

せっかく「食品添加物 無添加」をうたっているのに、ホームページには「重曹を使う茹で方」で麺がつるんと美味しくなる(欠かせない)ことや、食用の重曹の販売が載っていてガッカリしました。

重曹は食用であっても食品添加物です。

せっかくの「大豆だけでつくった麺」なのだから、「食品添加物 無添加」と袋に書いているポリシーを貫いてほしい気がします。

とうふ、みそ、醤油、納豆などなど、日本古来から大豆を生かした食品は多数あります。しかも、それらはカラダに良いとされています。

九州まーめんも、どうぞ、その個性を生かして、日本の新しい国民食になる気概を持ってください。と、1玉試食してみて思いました。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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