豆は「しあわせ」のタネである

ちがうんだよ、豆カレー、豆スープ

ふだん、ハズレは書かないことにしてるけど・・・

見ず知らずの豆や、使ったことがない豆、市販の豆加工食品や豆つながりの食べ物を見つけたら「迷わず買う」ことにしています。

・当たりかハズレか、食べてみないことには分からないから。

・世の中の流行りものが、どんな味、どんな食感、どんな組み合わせで作られているのか、知りたいから。

・付いてるお値段を適正と思うか、高いと感じるか、安いと感じるか、消費者感覚で確かめたいから。

と、理由をこじつけながらも、豆っぽいのぜ〜んぶ試してみたい、豆に対してかなり欲深い性質なのです💦

食べた後に、あくまで自分の好みで感じる「当たり」「ハズレ」だから、ハズレは極力書かないことにしておこうと心がけているのですが・・・

ここ1、2年ほど、悶々と思っていた「違うのにな・・・」と思うことがマックスになってきたので、書くことにしました。

 

豆カレーを食べました

近所の割と大型店で買ったレトルトの豆カレー。

ひよこ豆を使ったベジタブルカレーでした。

・豆がたっぷり入っているのはうれしいけど、食感がヤワ過ぎない?

・香辛料とカレーの風味が効いてて、個性的

・インドの豆カレーがお手本と書かれていて、インドに行ったことがないから勉強になります

・ルーのざらつきが、なんだかビミョウ → ココナッツミルクパウダー? でん粉? それとも、玉ねぎやピーマン、おろし生姜などの擦りおろしの食感?

などと思いながら味わいました。

 

雑念

レトルトで売られている豆カレーや豆スープは総じて、豆の固体の食感とルーの食感の関係がビミョウなんです。

自分で水もどししてゆでた豆を使って、豆カレーを作った経験のある人には通用しない食感、舌ざわりなのです。

商品開発のプロフェッショナルは、味と原価と均一に量産することと、いろいろ考えて作っておられると思うのですが、豆を使った料理についてはもしかすると、

本当においしいのを食べたことがないのかもしれない。

最終OKを出すポジションの人が、豆料理を味わった経験が少ないのかもしれない。

豆料理を、海外で言うところの貧しい層の食べもの、くらいに下に見てるのかもしれない。

と、考えてしまったりします。

それは、どの会社が出されたものを食べても共通して感じる違和感。

 

豆好きな皆さんへ

豆カレー、豆のポタージュ、豆のスープなどは、どれも自分で茹でた豆を使って作るのがおいしいです。

豆料理ビギナーの皆さん、レトルトで買った豆食品の味を本来の味と思わないでください。その類いでは今のところ、心からおいしいと感じるものに出会ったことがありません。

と書いておいて・・・ あー、こんなん載せると敵をつくる〜・・・

食品メーカーさんと一緒に、本当においしい豆料理のお手軽バージョンを作りたい。初めて食べる人も、豆好きな人も心からおいしいと感じるような豆カレー、豆のポタージュ、日本人の繊細な舌と技術をもってすれば、世界に誇れる豆料理が作れるはずなんだけどなぁ・・・

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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