豆は「しあわせ」のタネである

毎日新聞 連載〈17〉永井の純とうふ/西京区

とうふ屋のある町は いい町だ

毎日新聞の関西版 夕刊に、月に1回、とうふ屋さん紹介の原稿を書いています。

取材して、原稿も書いて、写真も自分で撮らねばなりません。カメラマンの撮ってくださる写真のように、なかなか上手く撮れず、毎回難儀しています。

今回のとうふ屋さんは、「永井の純とうふ」三代目の永井幸治さんに取材を受けていただきました。

後で知ったことですが、永井さんは全国豆腐品評会 近畿大会の実行委員長もしておられました。この前の豆腐品評会でも、永井実行委員長に大変お世話になりました。

 

ツンと涼やか名工の味

新聞社でつけてくださった見出しの「名工の味」の「名工」は、幸治さんの父上、二代目の永井増次さんのことです。京都府の現代の名工に選ばれた優秀技能者さんで、永井の純とうふの「純とうふ」を作り上げることに尽力された方です。

今回注目した「からしとうふ」も、二代目が取り組まれたとうふで、その流れを今も守り続けておられます。

永井の純からしとうふ、この取材と撮影のために、おそらく私は7〜8個食べました。とうふ断面の写真が、美しく撮れないのです。切り方が悪い、断面の辛子の下が美しくない、向きが悪い、‥‥何度も自分にダメ出しをして、京都 吉兆に勤める友人に葉っぱの向きを訊ねたりして、再々度の撮り直しをして‥‥

私にとっての早朝、5時半に家を出て6時半に取材先に着いて‥‥ 思い入れの深い取材となりました。

おとうふ屋さんの1日は夜中の2時、3時から始まります。そのことについて三代目は「京とうふの会」で出た質問に、「納品する先のお店の開店時間に間に合うように作ろうとすると、作り始める時間が早くなります」と答えておられました。

自店売りと卸と学校給食用のおとうふと‥‥ とうふ屋さんの朝は早いです。

永井さんのとうふは西京区のお店以外では、阪急大宮駅近くのモリタ屋本店とSUINA室町店、大丸 京都店でも購入できます。からしとうふも売られています。私は大丸に何度も足を運びました。モリタ屋SUINA室町店でも買いました。

生しぼり製法でしぼった豆乳を使われることと、波動純水を使われることで、スッキリとした味になるのだと思います。諸々は新聞に書きました。

毎日新聞の記事をダウンロードして読む → mainichi 17

永井の純とうふ 京都市西京区樫原畔ノ海道10-58

10:00〜19:00(祝日は18:30まで) 日曜定休

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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