豆は「しあわせ」のタネである

【京都 壬生】SHUKA さんへ種のジェラートを求めて

出会いは「枝豆ナイト」

ふだんから「豆はしあわせのタネである」と言い続けている私です。豆やナッツを「たね」と表現し、SHU(種)KA(菓)という店名を冠しておられるこの店のコンセプトにそそられました。

出会いはひと月と少し前。SHUKAの近藤健史さんが、自主企画のイベント「枝豆ナイト」にご参加くださったから。「よく喋る人だなぁ」と思いました。熱心に、枝豆の話を聞いてくださいました。

だから、私も近藤さんのお店に行ってみようと思いつつ・・・ 時間が過ぎていました。

中京区壬生西大竹町? 文化庁・府庁前バス停から202番に乗って向かいました。

 

種のジェラート?

種のジェラートとは、豆やナッツ類と豆乳を合わせたジェラートだと近藤さんに聞いたとき、正直「豆乳ベースなんだ・・・」と。牛乳で作るものをプラントベースにするために豆乳にした食品が、私は苦手です。

豆乳は大豆を搾ったもの。そこには大豆の油分が入り、インゲン系の豆と合わせると、おおかた大豆(豆乳)が勝ってしまいます。豆の味が分かりにくくなります。SHUKAさんのジェラートは、とても研究して作られたジェラートなんだろうなと思いながらいただきました。

種のジェラートは全部で7種類あり、そのうちの4味の盛り盛りカップを味わわせていただきました。
豆乳ベースのジェラート、斗六豆バニラ・スーパーグリーンピスタチオ・瑞穂大納言小豆・丹波黒豆の豆っぽい4味をチョイスした中で、マイベストはピスタチオ味でした。

カップに盛り盛りに合わせた豆のジェラート。大いなるご馳走です。

白花豆・あずき・黒大豆+濃厚豆乳。ジェラートの冷たさで、豆乳の味がしっかり入ってきました。

ピスタチオだけが豆乳に勝る味わいを主張しているように感じました。若いうちに収穫するピスタチオの性質が、濃い色味としっかりした味わいを醸すのだそうです。

ジェラートのトリプルは800円、ピスタチオを選んだからプラス100円。「1スプーンサービスで、もう1味お試しいただけます」の特典付きでした。ラッキー♪

 

種のお菓子

甘納豆類の味見もさせていただきました。左から斗六豆(白花豆)・ピスタチオ・瑞穂大納言小豆・丹波黒豆・カシューナッツ・カカオ。

それぞれの豆に合わせて、砂糖を変えておられるそうです。とてもゴージャスな豆菓子。

カカオ豆×有機ココナッツシュガーの種菓に惹かれました。発酵食品の酸味と奥行き、後味がナイス!

種のお菓子は、すこぶるお洒落な小箱に入り、900円〜1,300円のお値段が付いています。これは決して、ぱくぱくと続け様に一気に食べてしまう豆菓子ではありません。お酒のアテみたいに、チビチビと食すを良しとする雰囲気。

以前いただいた赤箱(ピスタチオ・カシューナッツ・大納言のミックス)を、私はアイスの添えもの、シュトーレンの添えものに使わせていただきました。飲めないけど、ウイスキーなど濃い味のお酒に合いそうです。

種の気持ちを味わう空間で、種の気持ちになって天窓の空を見上げながら、終始ニコニコ顔の店主をいじって帰ってきました。
SHUKA の近藤健史さん、懲りずにまたお話ししてくださいましね〜😀

https://shuka-kyoto.jp

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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