ゆでた豆を使ってみましょう
ちょっと、おさらい
昨日書いた「豆をゆでてみませんか」の続編です。
ふだん見かけるレシピには「豆を水洗いし、1晩水浸けしてもどったら水煮にします」と書かれていたりします。でも初めてする時は、どうやっていいかわかりませんね。私もそうでした。
全国「道の駅」さんの公式ホームページ 豆コラムに、水洗いのコツや茹で方などを書いています。
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ゆでムラを攻略
豆を上手にゆでたつもりでも、ゆでムラになっていることがあります。
ゆでムラとは、程よく煮えた豆の中に所どころカタイ豆が混じっていたり、ちょうどよく煮えた豆とボロボロ煮くずれた豆が混じっていたり‥‥ の状態をいいます。後者はまだ使い方とご愛嬌でごまかせるけど、最初のカタイままの豆が混じるのはいただけません。
そうならないコツを、紅しぼりを例に説明します。
左は1晩+お昼頃まで水に浸けておいた[紅しぼり]。そこから、もどりきれていない豆を選り分けたのが右のお皿。下に5粒並んでいるのは、きれいにもどっている[紅しぼり]。皿の上のほうの豆を見比べるとシワシワだったり、まだ乾燥豆のときのままだったり‥‥
これらを一緒に水煮にしたら、必然的にゆでムラになります。特に、乾燥状態にちかい豆に照準を合わせてゆでると、ほかの豆はおおかた煮くずれてしまいます。
だから、私の場合は、ボウルの中から選り分けます。そして、ちゃんともどった豆だけをゆでています。選り分けたもどりきれていない豆は? さらに1日くらい浸しておくともどる豆と、それでももどらない豆があります。もどらない豆はごくわずかですので、あきらめます。
もどったものは、同じようにゆでたらホクホクになります。が、それだけ煮るのもナンなので‥‥ 何かゆでるときに一緒に煮込みにしたり‥‥
[紫花豆]や[白花豆][黒花豆]などは、水洗いする前にサイズで選り分けてください。そして、小さめの豆と、その他に分けてゆでると失敗が少ないかも。小さいほうが水もどりが早く、ゆで時間も短くて茹で上がります。
甘味やサラダに
茹で上がったら、まず何もつけずに1粒2粒つまんで食べてください。ホクホクと本当においしいです。
①そのまま塩をかけて、レモン汁や白ワインビネガーとオリーブオイルをかけたら、サラダの具材にぴったりです。キュウリや葉っぱ野菜、パプリカなどと混ぜてどうぞ。
写真のサラダは、
紅しぼり、ベビーリーフ、ゴーヤとベーコンを炒めたもの、モッツァレラチーズ、パプリカを塩、白ワインビネガー、E.V.オリーブオイル、黒コショウで和えたもの。
冷蔵庫の食材をみて、適当に合わせています。
②水+砂糖=1:1 で火にかけてシロップを作り、その中に浸しておきます。すると、煮くずれなくほんのり甘い豆に。金時豆の甘煮などは砂糖を何段階かに分けて浸透圧で甘さを入れるから、とっても甘いのですが、シロップ浸けですと甘さはスッキリ。
そのまま食べても、アイスなどに添えてもおいしいです。
紅しぼりや金時豆、青えんどう、大福豆などをシロップ浸けにしたら、ヨーグルトを添えて食べるのもおすすめです。すっきりした甘さにヨーグルトの酸味。おいしいですよ。好みで、シナモンをふりかけて(^^)
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