パサディナ店で、みんなの朝ごはんを作る
「みんなの朝ごはんを作らせてください」
それは、アメリカ出張の計画を詰める中で、N常務に私がお願いしたこと。日本から現地に赴任したスタッフに「日本の母」を演じることになりました。
食材の一部を京都から持参。小豆、紅大豆、黒大豆、ちりめんじゃこ、白ごま、伊達の旨塩、伊丹空港で見つけた「いかなごのクギ煮」など。そして、お約束の割烹着。
心配した餅米は、現地調達が可能とのことで、ひと安心。サンフランシスコのNijiyaで餅米や味噌を調達し、パサディナのRalphsで野菜やツナ缶、TOFU、オリーブオイル、香辛料などを購入。買い忘れた牛肉は、TRADER JOE’Sで薄切りを見つけました。買い物一つとっても、自分一人では成し得ません。時間を作って店を回り、売場を一緒に歩いて食材を探し、運ぶのを手伝い、支払方法をサポートして見守ってくださったN常務やO課長、Nちゃん、ありがとうございます!
おかげで食材は揃い、前夜にホテルで豆の水付けを行い、野菜の下ごしらえはNちゃんにお願いし、当日を迎えたのでした。
もてなされるはずのスタッフも厨房に入り‥‥
集合朝7時、龍の家 パサディナ店の厨房をお借りして、ニッポンの朝ごはんを作りました。
献立は、お赤飯(中村家用)、紅大豆の炊き込みご飯、肉じゃが、茄子みそ、人参サラダ、黒大豆のじゃこおろし添え、キュウリの和えもの、とうふのみそ汁(T店長作)、ほか梅干しとか、いかなごのクギ煮とか‥‥
9時に来るはずのスタッフは、7時前〜8時頃に出社され、結局のところ、女性3名+男性4〜5名で厨房とホールを行ったり来たり。日本の母は汗だくになり、みんなに助けてもらって実に楽しい朝ごはん作りができました。
陽気な声かけと軽妙な動き、メンズの包丁さばきや鍋を振る姿に「さすが料理人、ブラボー」と心の中で思いました。あぁ、思い出すだけでもしあわせな気持ちになります。
皆で一緒に「いただきます!」
食材のこと おぼえ書き
・キュウリは小さいのか、デカクて長いのかしか見かけませんでした
・大根はDAIKONの名で売られていたけど、輸入品でしょうか、時間がたったヨボヨボ感満載でした
・ナスは、こいつがクセもの。皮がかたくて実がちっともみずみずしくない。茄子みそではなく、洋食向き?
・TOFUはカタめからソフトまで6段階ありました。やわらかい方から3番目を選び、想像したより「とうふ」のようなTOFUでした。長期保存可能で何と、日持ち約1ヵ月!
・肉はふつうブロックしか売られていないそうです。トレジョに牛薄切り肉を見つけ、現地に暮らす日本人たちは驚かれていました。
・餅米や味噌は日本円でいくらに相当するか、考えずに買いました。下手に計算すると買えなくなるから‥‥
もしも機会があれば、私はまた海外で料理をしたい。知らない土地で料理するのは興味深いです。
Beautiful City Oldtown PASADENA
アメリカ東海岸カリフォルニア州ロサンゼルス郡パサデナ市、ほんの2、3ヵ月前まで見ず知らずの土地でした。
今は、あの美しい街を愛おしく感じます。また行きたいと思う、美しい街。市役所を始め、駅やストリート沿いのショップ、ホテルや食品スーパーなど、どこを見ても絵になる景色。私の住む京都も、そんなふうに見ていただけたらいいのですが、何せ、人も建物もアメリカサイズ。1フロアの高さが1.5倍くらいある気がしました。
美しい街の写真です。
パサディナ、また行きたいなぁ‥‥
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