豆は「しあわせ」のタネである

北海道の「甘いお赤飯」を真似て

北海道では2種類のお赤飯が並んで販売されています

「北海道のお赤飯は甘いお赤飯もある」と知ったのは、もう10年くらい前のこと。札幌在住の友人が、豆に興味を持っている私に写真を添えて、そんな情報をくれました。

デパ地下や食品スーパーのお惣菜売場で、甘いお赤飯とフツウのお赤飯が2種類並んで売られているというのです。OH! ワンダフル!

実物を見たのは、おそらく1〜2年たってから。北海道上士幌町の食品売場で見かけました。翌日、お世話になっていた農家のお母さんにお願いして、北海道の甘いお赤飯を作っていただいたことが思い出されます。

2月1日に参加した「蒸して作るお赤飯の講習会」でも、ご一緒した札幌〜北海道在住の皆さまは面白がって甘いお赤飯の話を聞かせてくださいました。

 

甘いお赤飯、これまで何度か作りました。そして今回は、過日の「世界マメの日を考える会」でいただいた一文字屋さんの「あずき甘納豆」を使って作りました。味わいは、ゴハンのかすかな塩気と甘納豆の甘さが一緒になって、さくら餅を連想しました。

食事のゴハンと言うより、おやつのような感覚でしょうか。おひな祭りに似合いそうです。

 

甘いお赤飯の作り方 炊飯器バージョン

 

[材料 約4人分] *食紅を使う純北海道式の作り方とは、変えています。

・餅米 2合

・小豆の煮汁 「おこわ」モードの2合分

・甘納豆 大さじ2〜3(お好みで)

・塩 小さじ1/2

・ゴマ 好みで(私は甘いお赤飯には、白ゴマを合わせています)

 

[作り方]

①餅米を水洗いしてザルに上げ、30分ほどおく

②小豆を水洗いし、鍋に小豆と水を入れて火にかけ、沸騰したら5分ほど茹でて湯切りし(渋切り)、新しい水に変えて中弱火で20分ほど茹でる。

③ここでは小豆の煮汁だけ使うため、あずきは「おこと汁」や「いとこ煮」などに転用してください。

 炊飯器のお釜に餅米と小豆の煮汁で「おこわ2合」の水加減をし、塩を加えて炊飯する。

④甘納豆を湯にくぐらせ、表面にまぶしてある砂糖を軽く落とし、湯切りしておく。

⑤小豆の煮汁で赤いおこわが炊き上がったら、甘納豆を加えて軽く混ぜる。

⑥再度ふたをして蒸らしたら、でき上がり。好みで、ゴマをふりかける。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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