豆は「しあわせ」のタネである

そして、あんパンを作る

人生初の あんぱん作り

あんパンの主役は、あんこ。これまでそう思っていたけれど、いろいろ食べてみて、あんパンの主役はあんこだけではないと気付きました。餡と生地のバランスも大事。生地のおいしさも大事。シンプルなものほど難しい。

初あんぱん記念に、とっておきの豆を使いました。兵庫県ひかみ地方特産 春日大納言、大納言の中でもスペシャル高級な大粒の小豆です。

あんぱんに向くおいしいあんことは?

予測でいくと、水分量をいつもより少なめ、甘さはしっかり出すのがポイントなような‥‥? おそらく塩も入るほうがいい? 最初は氷砂糖ですっきりと、と思ったけど、やっぱりちゃんと甘さを出すには、きび糖にしよう。と、いろいろ考えてあんこを作りました。

そして、もう1種類。とら豆のシナモン餡を作りました。2種類のあんこに、トッピング用の桜の塩漬け、金ごま、茹でただけのとら豆、クルミ&ナッツをスタンバイ。いざ、レッスンへ。

 

あんぱん作りのおぼえ書き

・パンにあんこを包んで焼く方法と、後からシュークリームのように焼いた生地に入れる方法がある。

・一般的なあんパンは、生地40g、あん30gの比率のものが多い。

・生地を丸めるときは「ネコの手」で転がして丸くする。

・あんを包むときは、あんの上部分8:底部分2にするのが、食べたとき美味しいと感じるバランス。

・あんを包んで底を閉じるとき、2秒間つまむ。

・生地の表面に卵白を、ハケを斜めに使って潰さないように塗る。

・さくらの塩漬けは、指で穴をあけて生地に埋める。

・ゴマや芥子の実は、麺棒を使って丸く付ける。

・表面に焼き色を付けると、おいしそうに見える。

・包むあんこが少ないと空洞ができやすい?

・焼き上がりの温かいうちは甘さを強く感じ、常温に冷めると甘さが落ち着く。

 

あんぱん試食

春日大納言の大粒あんこ。適度な水分量。甘さは38〜40度くらい。

普通に流通するあんぱんは、糖度が52〜54度くらいにしてある。そうしないと常温で保管しづらい。

 

左は粒あん・桜の塩漬け、真ん中はとら豆シナモン餡・とら豆トッピング、右はとら豆くるみ餡・ナッツトッピング。

先生が包むと底が薄いのに、私がつつんだのは、底が厚い‥‥💦

それにしても、初あんぱんは何ともうれしいおいしさでした。先生と作ると、やっぱりおいしい。あんこがボソボソしない秘訣も習ったけど、㊙テクはここには書きません。

いつもは「甘くない豆のパンを作りたい」と取り組んでいますが、豆のパンの王道であるあんパンは自力で作れるようになりたいです。

食べた方の感想は「ふわふわの生地がおいしい」「甘さ控えめで、食べやすい」「2個くらい一気に食べられるね」。はい、ありがとうございます😊

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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