豆は「しあわせ」のタネである

【京都 出町柳】ファラフェル ガーデンへ

ファラフェル試作中

ひよこ豆を使って作る「ファラフェル」は、イスラエルでよく食べられている料理。イスラエルに行ったことなど、あるはずもなく、奈良と久留米と京都で数回、食べた経験があるだけで、自分で作ったことがない豆料理でした。

試作1回目

ファラフェルは、ひよこ豆を通常より長く、12時間ほど水浸けして茹でずに使います。

自分のキッチンで揚げ物をするのが苦手で、ナゲット形にして油多めのフライパンで焼いてみましたが、中までしっかり加熱することを考えると、これはNG。焼いた後にオーブンで焼くも、食感がモサモサおいしくない・・・

 

試作2回目

翌日はちゃんと油で揚げました。まんまる、ファラフェルボール形です。

生地のクラッシュが、もっと細かなほうが良いのかも? 食感が、なんかパサパサ気味・・・

 

「ファラフェル ガーデン」へ

「やっぱし、もう一度ちゃんとお店のファラフェルを食べて来よう」と、散歩を兼ねて行ってみました。

ファラフェルガーデンは、出町柳駅から直ぐです。イスラエル人の店主さん、日本語が堪能で私でもお話しできました。

メニューにはファラフェルとフムス、チキンカバブを軸に展開されています。イスラエルのスイーツにも目が止まりました。注文したのは、こちら

ファラフェルのランチセット ドリンク付きで 1,380円(私はチャイを選んだので、60円アップ)

ピタパンにリーフレタス・千切りキャベツ・トマト・キュウリ・ファラフェルがサンドされています。ボリュームがあって、かぶりつく感じで食べ進めました。

さすが専門店のファラフェルです。ハーブが香り、ホクホクさっぱりした味わい。ひよこ豆の丸いコロッケがほぐれて、挟んだほかの野菜と混じり合って、口の中に広がる感じです。

ピタパンはナンの丸い形を半裁したもの? 半月形にファラフェルボールが5つ、6つ入っていました。行ったこともない中東の国に想いを馳せながら・・・ お腹いっぱいになりました。

こちらは、スイーツ。ミニバグラヴァ(ピスタチオ味は370円でした)

バターがたっぷり滲みたピスタチオ味のパイ、といった印象です。カロリーが高いから小ぶり? さしずめ、ひと口サイズのスイーツは、和菓子でいうところの上生菓子イスラエル版?

チャイと共に、喉をくぐって満腹のおなかに消えていきました。

奥の席にいた西洋人女性と日本人男性のカップルが去ったあと、窓の向こうには大文字山が見えました。あの席に、いつか私も座ってみたい・・・

ファラフェルガーデン 京都市左京区田中上柳町15-2 水曜定休

月・火・木・金 11:30〜15:00 17:30〜21:00/土日祝 11:30〜21:00 いずれもL.O. 20:30

 

試作は続く

専門店のファラフェルを味わって、作る気満々です。「揚げ物はパス」と避けてきたけど、揚げ物専用にする鍋と油はね防止の網を買いました。

 

試作3回目

 

生地を前回より細かくクラッシュさせて揚げました。たっぷりの油でカラリと揚げて、いい感じ。

 

試作4回目

ファラフェルボールをナゲット型にして揚げました。

生地がなめらかになるように、白ごまの半量を白ごまペーストに変えました。

よっしゃ! とりあえずこれで、イスラエルバージョンは完成です。

 

次は日本人好みの「ファラフェル風コロッケ」に取り掛かります。

一つのレシピが完成するまで、試行錯誤は続きます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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