豆は「しあわせ」のタネである

長崎県島原市の「ゴチソイ」を知る

大丸・福岡天神にて

月曜、火曜と福岡に出張しました。大事な用を終えて立ち寄ったのは、天神の大丸百貨店。デパ地下の枝豆を覗いてみようと思って行きましたら、思わぬ出合いが。

GOCHISOY と書かれた目立つブースに、男性が2人。感じの良いナイスガイな販売員さんに「写真撮ってもいいですか?」と訊ねてグルーっと1周し、写真を撮りながら「買いたいもの」を探しました。

いい感じにデザイニングされたブースに、3面ショーケース。買うのを決めて、お支払いを済ませたら、その日来場されていたマメストロさんにご紹介いただきました。

マメストロ、ってマエストロ(専門科)とマメを掛け合わせた造語ですよね?

京都にも1度来られたというマメストロさんから、京都のおとうふについて教わりました。豆腐マイスターさんだそうです。汗‥‥

 

実家で母と食べました

夜と朝で食べてしまえる量を考えて、私のチョイスは3品。

歯が悪い田舎の年寄りと一緒に食べるのに、とうふ関連は良いだろうと思ったのです。私が写真を撮ったり、皿を出したり、温めたりしている横で、母は黙って晩ごはんを食べていました。

お洒落なとうふ加工品に、私は驚くばかり。ネーミングに凝って、パッケージを今風にすれば、とうふも従来のとうふとは異なるイメージで、価格設定ができるのだと勉強になりました。

 

満月揚げ 1個180g 税込350円 温めたらフカフカのおとうふになり、おいしくいただきました。

 

畑のからあげ 1袋120g 税込400円

最初の1個は、おいしいと思いました。からあげ風味に、上手に味付けされています。2個、3個食べるうちに、からあげの衣が、カラッとしていないことが気になりました。洋菓子で言うところの「泣き」がきている状態。揚げたては、おそらくカラッとしているのだと思います。大豆粉を使われているところなど、SOYへのこだわりが感じられます。

衣までおいしくする工夫がもう一歩進んだら、更においしくなると思います。

資料に「お弁当のおかずにもGOOD !! 」と書かれていますが、この時期にとうふの類いをお弁当に入れるのがためらわれるのは、私だけでしょうか?

 

ベジタブルケーキッシュ 1個80g 税込450円

おからで作ったタルト生地のキッシュだそうで、ナイスな発想だと思いました。人参やホウレン草、カボチャが彩りよく入ってヘルシーな印象。この商品が3品の中では、いちばん価格に合ってる気がします。季節の野菜、今だったら枝豆が入っているとうれしいな。

何より感心したのは長崎県の島原に、こんなにがんばっておられるとうふ屋さんが存在すること。有限会社 尾崎食品と島原食品、同じ住所で名前が2つあるのも気になります。

大豆でつくるごちそう GOCHISOY

大豆をたしなむ、豆腐をたのしむ。 豆MAMESTORO

キャッチフレーズが上手です。印刷物やパッケージも今風。長崎から全国へ、名を成す食品会社かもしれません。マークしなければ‥‥

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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