豆は「しあわせ」のタネである

仙太郎の「冬に水羊かん」

真冬にいただく水ようかん

いつだかテレビで見て気になっていた真冬にこたつで食べる水ようかん、仙太郎さんに売られていたので試し買い。ラベルには「冬に水羊かん 三百グラム 八拾匁 こしあん」と記されています。

商品名が「八拾匁(はちじゅうもんめ)」? 「冬に水羊かん」? この水羊かんは、300g入りなんですね。

夏の水羊かんはアルミ缶入りやプラケース入り、竹筒入りなどを見かけますが、冬の水羊かんは平べったいんですね。

 

箱を開けると、つる〜んと鏡のような水羊かんが現れました。練羊羹より水っぽく、あずき率や砂糖率が抑えめで量をたくさん食べられるのが、水羊かんの特徴でしょうか。この冷んやりイメージは、やっぱりコタツが似合いますね。

調べてみると、こたつで水羊かんをいただく食文化は福井の風物詩だそうです。京都に丁稚奉公に来た人たちが福井に帰郷する際に、奉公先から持たせたのが始まり、とありました。福井の冬は寒いから、水羊かんをこたつに入って食べるようになった、と。

水羊かんが、あんな形をしてるのは、おそらく家族で切り分けて仲よく食べるからなのでしょうね。

 

「八十匁」をいただきました

さっぱりとして美味しいです。付属の木べらでス〜ッと簡単に取り分けることができます。「しあん」と書かれているように、粒は見当たりません。噛まずとも舌になめらかな食感が心地いいです。

原材料表示の最初に「氷砂糖」と書かれていました。だから、スッキリとした甘さなんだなと思いました。

八十匁って‥‥ 1匁は何グラム? 1匁は3.75gと明治24年に定められたそうですから、80匁はちょうど300gですね。上手なネーミングですね〜。

 

砂糖と小豆と葛、糸寒天も使われています。水羊かんって、おなかにやさしい、口当たりの良い「団らんおやつ」だな〜と思います。

冬に水羊かん、300g入りで540円(税込)というお値段も、家庭的でいいなと思いました。(^^)

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  1. 2018年 6月 20日
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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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