豆は「しあわせ」のタネである

#型破る 〜豆乳クリームチーズと豆乳豚骨追いスープ

河原成美さんの「IPPUDO  Q2」

(これを食べたのは先週のことで、残念ですが現在は販売終了しています)

一風堂とアウディがコラボメニューとして限定販売した麺料理「IPPUDO Q2」、私は一風堂の天神西通スタンドで味わいました。

 

 

1杯1,600円(税込)で1日20杯を提供、しかも昼と夜10杯ずつと書かれていたから、いつもより1時間くらい早い新幹線に乗り、西通りに着いたのはちょうど正午でした。

「#型破る」とサブタイトルが付いた麺料理、「あまおういちごがのってる!」のインパクトが強くて、興味半分、期待半分で食べ始めました。

 

麺サラダか? デザート麺か?

トッピングはわかった範囲で、フレッシュのいちご、加熱したいちご、ブロッコリー、りんご、ピンクグレープフルーツ、コーンフレーク、ベーコン、チーズ(豆乳クリームチーズだそうです)、パクチー、

バルサミコとオリーブオイル、出汁の味がわかりました。

 

半分くらいまで、そのまま食べ進めて、途中で[豚骨追いスープ]をかけて味の変化を楽しむ、という指南どおりにいただきました。

全粒粉が混じる平打ち麺はツルンと食べやすく、ここに麺がなければおそらくラーメン屋で提供されることはないでしょう。様々な食材がにぎやかにのっています。

パクチー風味と一緒に、フルーツや野菜をふんだんに口にする麺料理。「何が入ってるんやろう??」と発掘しながら食べる楽しさがありました。

甘いの酸っぱいの、カリッとしたの、・・・ふふっ。サービス精神旺盛な河原さんの性格がモロに伝わってくるトッピング。どこか物陰に隠れて、食べる様子を見られてるような気がしました。モタモタ食べたら「さっさと食べろよ」と注意されそうな気がして、急いで[追いスープ]を回しかけました。

[豚骨追いスープ]には、豆乳が使われているとポップに書かれていました。最初にカレー風味が届き、徐々にマイルドな味わいに変わっていくのがわかりました。追いスープを注ぐと、コーンフレークがやわらかくなり、全体の食感も変わります。「さぁ、早く食べてしまいぃよ!」と促すみたいに‥‥

 

#型破る

ピーマンやイクラがそうだったように、初めて口にする食べ物は、好きとか嫌いを超えた印象に残ることがあります。このQ2もそう。

一口で簡単に「好き、嫌い」には至らず、「不思議、楽しい、面白い、何やろう?」と、最後まで脳細胞を刺激し続けてくれました。

もしかすると、パリやニューヨークの人たちは、こんな食べものをフツーに食べているのかもしれませんね。

 

型を知りつくし、それを超えようとするAudi と

“変わらないために、変わりつづける”をスローガンにラーメン界の常識を打ち破り続ける一風堂のコラボレートフード・Q2、刺激的な麺料理をごちそうさまでした。

 

「#型破る」はラーメンの概念を破ることだけではなく、60代の概念を突き抜ける麺料理だと思いました。

1952年12月18日生まれの河原成美さん、今年の暮れには65歳ですね。どうぞ、いついつまでも、イケテルおじさんのまま走り続けてください!

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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