豆は「しあわせ」のタネである

弘前の八木橋さんより毛豆が届く

今年の毛豆も絶品です!

青森県弘前市の八木橋信行さん(エヌワイ農園 代表)から、「毛豆」と「やぎはし豆」が届きました。

毛並みフサフサの「毛豆」と、黄緑色がうるわしい「やぎはし豆」。初めて口にしたのは、2016年秋のこと。「最強毛豆決定戦」の審査員として参加した弘前の会場で八木橋さんと知り合い、翌日畑などを見せていただきました。

その時のご縁で、毎年、毛豆とやぎはし豆を味わせていただいております。

八木橋さんの毛豆も、いつものように南部鉄のフライパンで蒸し茹でにしました。サヤが大きいから、中弱火で加熱14分。火の通り具合を確かめて、ザルにあげてうちわであおぎ‥‥  く〜っ! おいしい香りがモワモワ〜っと漂ってきます。

粒が大きいのも毛豆の特徴です。2粒豆の中に3粒豆も混じります。

まだ冷めきらないうちに1サヤつまむと、まるで栗のよう! ぽくぽくした食感が、やさしい甘みも醸してくれます。うんまっ!

じんわり冷まして常温でも食べました。

一般的に枝豆は、加熱後に急いで冷ますことを推奨されていますが、今回のこの毛豆については、熱アツを軽く冷ましたくらいでポクポクとした食感と甘さを味わうのが良いように思いました。

おいしい〜。毛豆がおいしいことは知ってるけど、「こんなに、おいしかったんだ!」と再認識しました。

 

やぎはし豆のスッキリした美味しさ

次に、やぎはし豆をいただきました。こちらも鉄のフライパンで蒸し茹でに。

「茶豆風味のえだまめ」とラベルに記載があるとおり、こちらは加熱の途中から枝豆の香りがふわ〜っと広がります。

やぎはし豆も、粒が大きめです。ついつい毛豆と比べるから、その違いを感じながら味わいました。

「THE エダマメ」とでも言うような枝豆らしい枝豆の味、すっきりとしたおいしい味わいが口いっぱいに広がります。

食べるほどに、八木橋さんと奥さまのお顔が浮かんできました。昨年、直売所で1枝ずつ手でサヤを外して袋詰めされていた奥さまの手際の良さ‥‥ この枝豆も、機械脱莢ではなく手仕事で「豆をはぜて」くださったのでしょうね。

 

5人に食べていただきました

今回の八木橋さんから届いた枝豆は、友人知人、男性女性、合わせて5人に味わっていただきました。

Tさん「今シーズン食べた中で、一番おいしい」

Kさん「毛豆、大好き。ほんと美味しい」

Sさん「ボクは毛豆が好きやなぁ〜、ポクポク? うん、してる、してる」

Sジュニア「僕はこっち(やぎはし豆)が好き。いや、どっちも好き。うまいっすネ」

Qさん「毛豆って、本当に毛がふさふさですね〜。うれしいです」

といったコメントをいただき、女子率が高い人は毛豆のポクポクとした食感を好むのだなとわかりました。私は、どっちも好きです❤️

毛豆の大豆と枝豆。毛豆は青大豆なのです。

 

八木橋さん、ありがとうございます!

弘前の毛豆は寒い地域で育つからか、サヤ(豆)を守るために茶色い毛がフサフサと生え、土地の人たちはその毛量の多さを誇り合います。

八木橋さんの毛豆は、これまで何度も最強毛豆決定戦で受賞し、3連覇を果たした後は、小学生に栽培方法を指導し、その子たちが入賞しています。

「最強毛豆決定戦」は2019年で終了しましたが、弘前にはおいしい毛豆が今年もたくさん育ったようです。

八木橋さんの毛豆、今年は生協さんを通じて九州に1トン出荷されていったとお聞きしました。九州出身の私としては、故郷の皆さまにもこの毛豆を味わっていただけたのかと思うと、ホント嬉しいです。

八木橋さん、ごちそうさまです。ありがとうございます😊

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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