豆は「しあわせ」のタネである

黄えんどう豆

ZENBヌードルに使われています

赤えんどう、青えんどうの存在は知っていましたが、「黄えんどう豆」を知ったのは ZENB JAPAN のZENBヌードルがきっかけです。

豆を使った麺がどんなものか2回取り寄せて食し、豆つながりの知人の皆さま方に方々お訊ねを入れてみました。

黄えんどう豆は丸っこい形をしています。淡い肌色をしています。「黄えんどう豆」の名は、豆の皮を剥いだときに現れる豆粒の色から付いたのだろうと思われます。

どんな豆か使ってみたいとネット販売している会社を探しましたが見つけきれず、「おそらく日本では黄えんどう豆は、ほとんど流通していないのでは?」という結論に。

ツテを頼って方々にお願いし、専門の2社から譲っていたくことができました。

「黄えんどう豆」は乾物の豆としての流通は見られませんが、皮を剥いで挽き割りにしたものを「イエロースプリット」の名前で売られている店が稀にあります。

たくさん探しましたが、知らず知らずのうちに私は何度か刻んだ「黄えんどう豆」を使っていました。だから、ZENB ヌードルを茹でる時のにおいを「知ってるようなにおい」と感じたのだと納得しました。

 

日本豆類協会の資料より

私が原稿を書かせていただいている「豆類時報」の発行元、日本豆類協会さんのサイトに豊富な数の豆の写真が掲載されているページがあります。

「豆フォトギャラリー」と表示されたページに、乾燥豆と新芽、花、サヤ入りの豆が多数掲載され、しかも自由に使うことが許されています。そこで「黄えんどう豆」を探しましたが、見つかったのは「青えんどう・赤えんどう・白えんどう」でした。

  

▲ 写真左から、青えんどう・赤えんどう・白えんどう(トラッパー)

 

▲ トラッパーの花と乾燥サヤ

「白えんどう」と「黄えんどう豆」が同じ豆かどうか自分では判断がつかず、豆類協会さんにお訊ねしたところ、十勝の農業試験場に問い合わせてくださいました。

〜「えんどう」については、詳しい方、情報ともに持ち合わせておりません。道総研も40年前くらいに育種を終えてから、「えんどう」に携わったことがある者がおらず、道内栽培はあるのですが、各種ご質問にはお答えできていない状況です〜 とお返事をいただきました。

赤えんどう、青えんどうともに、北海道産があるのは存じていましたが、白えんどう(黄えんどう豆?)についても栽培されているということでしょうか‥‥?

別の筋から、業界内では黄えんどう豆のことを通常「トラッパーピース」と呼ばれていることを知りました。

そう考えると、トラッパー(白えんどう)と黄えんどう豆は同じ豆?

どんな芽が出て、どんな花が咲くのか、いただきものの「黄えんどう豆」と「トラッパーピース」を植えて、比べてみようと思います。豆の世界も奥が深く、面白うございます。

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コメント

    • 笹の才蔵
    • 2021年 5月 14日

    こんばんは。
    グルテンフリーをしていて、ZENBヌードルを知り。黄えんどう豆に興味がわきこのブログにたどり着きました。ほとんど情報の無い中とてもうれしく思います。
    情報過多な現在で、意外と知りたい情報とは見つからないものだと最近よく感じます。
    まずは、一言御礼までにコメントさせていただきました。

      • Nodoka
      • 2021年 5月 15日

      笹の才蔵さま コメントをいただき、ありがとうございます。
      黄えんどう豆は、市場で見かける機会がほとんどありません。ツテを頼って入手し、試し使いしています。
      ZENBさんのサイトに「黄えんどう豆のヒミツ」というコーナーがあります。
      そこに、豊富な情報が掲載されていて、私もたいそう勉強させていただきました。
      https://mame.zenb.jp

    • 横山みつまさ
    • 2021年 11月 01日

    鳥取で小規模農業をしているのですが、方向を模索しているところです。
    大豆の栽培も今ひとつ安定していないのですが、黃大豆と麺で何か出来ないか考えてみます。

      • Nodoka
      • 2021年 11月 01日

      横山さま コメントをありがとうございます。
      以前、福岡で作られている大豆の麺をいただいたことがあります。
      「黄大豆で麺」ではなく「黄大豆と麺」ですね?
      うまくいきますように、頑張ってください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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