豆は「しあわせ」のタネである

「豆かん」を作ろう!

「赤えんどう」を、たっぷり

写真は北海道産の赤えんどう。左が乾燥状態で、右が水にもどして茹でたもの。

赤えんどう」と聞くと、何を思い浮かべますか?

みつ豆に入っている豆、豆大福のお餅部分に埋まっている豆、‥‥それから?

赤えんどうは、粉にひいて「らくがん」に使われたり、煮込み料理に合わせたり、様々な使い方ができるのですが、一般家庭ではなかなか使われる機会の少ない豆かも?

缶詰めのみつ豆ではなく、甘味処できちんと作られたみつ豆や「豆かん」を口にすると、「赤えんどうって、おいしい!」と、はまってしまいそう。赤えんどうをスイスイたっぷり口にしたくなったら、やっぱり「豆かん」がおすすめです。

ビタミンB1やカリウム、食物繊維を多く含む赤えんどうを、食生活に上手に取り入れてみませんか。

 

ユルユル「豆かん」を作ろう

[材 料]これで、5〜6人前くらいできます

・赤えんどう  1カップ

・塩  少々

・水  たっぷり

・粉寒天  1袋(4g入りを使いました)

・黒みつ、和三盆糖など  好みの量

 

[作り方]

1)赤えんどうを前の晩に水洗いして、3倍量くらいの水に浸しておく(ほかの豆より浸水時間を長くとってください。冬場は特に戻りが悪いです)

2)充分に豆がもどったら、新しい水と共に鍋に加えて中強火で茹でる。沸騰して5分ほど煮たら、湯を捨てて新しい水をたっぷり加えて再度茹でる。その時、塩を2つまみほど加える。茹でる目安としては40分〜、豆のかたさを確かめて、ちょうど良いかたさまで茹でる。

茹で上がったら、そのまま常温に冷ます。

3)寒天を正規量よりゆるめに溶く。「粉寒天4gにつき、水500cc」と書かれているところを、私は「粉寒天4gにつき、水700cc」使いました。鍋に入れてよくかき混ぜ、火にかけてかき混ぜながら沸騰させ、弱火に落として更に2分、かきまぜながら寒天を煮溶かす。

4)平べったい容器に、(3)を網じゃくしで濾しながら入れ、常温に冷ます。冷めたら、冷蔵庫へ。

5)寒天が冷えたら、1cm角程度に切って器に盛り、(2)の赤えんどうをたっぷりかける。和三盆糖yや黒みつなど、好みでふりかけていただく。

 

豆かん」は毎年夏になると食べたくなります。赤えんどうの新豆が店に出始める秋はじめの頃、新豆でつくる「豆かん」は茹で時間が短くて済み、豆の味もほっこり美味しいと思います(^^)

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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