【三重県四日市市】笹井屋の「なが餅」
鈴鹿名物って、何ですか?
仕事で三重県の鈴鹿市に行きました。そこで知り合った方に地域の名産品をお訊ねし、教えていただいたのがこちら。
名物 なが餅 四日市市 笹井屋製
私にとっては初めての食体験でしたが、京都生まれ京都暮らしの方々にとっては「食べたことがある記憶に残る土産品」のようでした。
お預かりしたお土産を、運び屋特権で3つも頂戴しました。
細なが〜いお餅。うっすらと焼き色がついています。断面はこんな感じ。あんこ率3〜4割といったところでしょうか。計算されたバランスです。
人様が食べている表情は、デメルのチョコの箱にある「長〜い舌の猫」を思わせてくれました。
米粉のお餅。おいしい。
この味、似たようなのを知ってる。と記憶をたどったら、郷里の記憶がよみがえりました。太宰府天満宮参道の「梅ヶ枝餅」や、お櫛田さん(櫛田神社)の商店街側入り口にある「櫛田のやきもち」と似てるかも?
というところで、ちょっと炙ってみました。
オーブントースターで5分ほど炙ってみました。ぷわっとした食感と甘さが、常温のときより強く感じられました。おいしかったです。
K監督の奥さま、ごちそうさまでした。
元祖なが餅
箱に入っていた「なが餅の栞」。
字が小さすぎて読めないので、写真をとって拡大して読んでみました。
天文19年から存在する和菓子、400年経ったように書かれています。天文19年を調べたら、西暦1550年です。2022年の472年前です。謙虚ですね、笹井屋さん。ふつうなら「五百年近く」とか「五百年弱」とか端折って多い方に書きそうなのに・・・
「笹餅」「牛の舌」との愛称もあったとか。
東海道五十三次 四日市の宿 三重川の畔に幾久しく・・・
「東海随一の名粋 笹井屋 なが餅」として、旅人の味覚を慰め・・・
形状の風雅独特、舌に玉を転がすが如き美味の名菓・・・
伝統の銘菓を紹介する文章、勉強になります。
伊勢詣うでの往き来に立ち寄って食べると、あなたの寿命は「なが餅」のように長くなりますよ。と誰かの句が載っていました。
堅くなったら火に焙ると「舌もとろけむ」と結ばれています。はい、やっぱりね 😉
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