豆は「しあわせ」のタネである

丹波黒豆の「冷凍」えだまめ

プレミアムな冷凍えだまめ

丹波黒豆のえだまめ」は、10月が旬の黒豆の枝豆を冷凍したものです。丹波篠山の小田垣商店から届いた御中元のDMに掲載されていたのを記憶してて、ずっと気になっていました。

コンビニや食品スーパーで売られている冷凍枝豆の大半は、海外からの輸入もの。ホクレンさんでは北海道の冷凍枝豆を扱っておられます。

しかし、丹波黒豆のように豆の粒が大きな枝豆を冷凍するには高度な技術が必要で、なかなか実現するのが難しいのだと、お聞きしたことがあります。だから、小田垣さんの冷凍の黒豆えだまめを見つけたとき、

「あ、遂にできたのですね!」と思いました。

来月になったらおそらく、旬の黒豆えだまめしか食べないだろうから、今月のうちに取寄せました。

1袋150g入り/最小ロット5袋 税込3,618円+クール便送料=4,212円でした。

極大粒で味わい深くおいしい、プレミアムな丹波黒の枝豆です と袋の下部に書かれています。

 

記載のままに調理しました

①冷凍黒豆の袋の裏に記載されたボイル調理法は、鍋に1リットルの湯を沸かし、塩10gを入れて沸騰したら凍ったままの冷凍枝豆を入れて7〜10分茹でる、というもの。茹で上がりは粗熱をとって出来上り。

と書かれたとおり、7分茹でてみました。

やわ〜〜。莢もズルッといきそうにやわらかい。黒豆の食感は‥‥ 豆の味はおいしいのだけど、何かちがう。旬の枝つき枝豆と比べるのは意地悪だけど、150g×5袋で送料込4,212円の枝豆は、1袋842円に相当します。。。

冷凍でもプレミアムと付くなら、ふだん買ってくる市井の枝豆と同じくらい、おいしくあってほしい。。。

 

茹で時間を短くしました

②茹で時間7分を5分にしてみました。

どうでしょう? 初回より莢がズルッといくことがなくなりました。莢の中に茶色い斑点が混じるのも、おいしい黒豆枝豆の特長です。枝つきのものは、そういうのを選んで買っています。

味はおいしい。でも、まだ食感が今いち・・・ むかし、冷凍野菜を食べたときのような食感に感じるのです。

 

③茹で時間を3分にしてみました。

う〜ん、今度は・・・?

もう、これ、見た目はまさしくフレッシュを茹でた丹波の黒豆のえだまめです。とても、おいしそうでしょう。

1回目と2回目は茹でて直ぐ食べてしまったから、3回目は茹でて直ぐと少したってからと食べてみました。

でも、やっぱりまだ何かちがう。あの旬の「丹波の黒さや」のおいしさをイメージするからいけないのであって、その味を知らない人には、この冷凍えだまめは、すこぶる贅沢なおいしさなのかもしれません。

しかし、なんで茹で時間は7〜10分と書かれているのでしょう? これを10分も茹でたらズルズルになってしまいそうです。

 

前に玉ネギを飴色に炒める早ワザで、みじん切りにして冷凍すると早く熱が通ると、テレビで見たことがあります。黒豆えだまめも冷凍したことで火の通りが早いのかも? う〜ん???

●凍結前加熱の有無 加熱してありません

●加熱調理の必要性 加熱してください

の表示あり。冷凍えだまめを自然解凍しただけで、何も手を加えず皿にのせて提供する居酒屋さんもあるようです。そういう店では、加熱調理して瞬間冷凍した枝豆を使われているのですよね‥‥

 

4,212円の冷凍「丹波黒豆のえだまめ」、残るは2袋。

さて、どう調理すれば、あのおいしい枝豆の味わいに近づくのか‥‥

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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