緑豆スイーツ
夏の忘れもの
引出しから緑豆が出てきました。緑豆は夏向きの豆です。身体の熱を冷ます働きがあり、口内炎にも良いと聞きます。東南アジアあたりではスイーツに使われるそうですが、日本ではモヤシの原料に使われたり、中国産の輸入春雨に使われていたりします。
小豆を緑色にしたような小粒の豆で、数時間水に浸けて、渋切りするようにアク抜きして使います。渋い緑色の豆から、茶色っぽい煮汁が出ます。
甘味に使うときは、渋を切って砂糖を煮溶かしたシロップに浸し、味を沁み込ませて使います。
料理に使うときはシロップに浸すことなく、写真(右)のように水煮にした豆をそのまま使います。ホクッとして、飽きのこない食べものだと思います。私は心太(ところてん)に合わせたり、ヨーグルトに加えたり、白玉に添えたりして食べています。
ところてんに合うのだから‥‥、ちょっと思いついたことがあり、試してみました。
緑豆と白玉の寒天寄せ
琥珀流しみたいなユルユルの寒天に、緑豆を合わせてみたいと思いました。
ゆるめに作ったはずの寒天は、指定量(粉寒天4gに対し、水500ml)より1カップ(200ml)も水を多くしたのに、そこそこのカタサで、あと100ml〜150mlくらい水を増やすほうが、目指すユルサに近づきそうな‥‥
白玉はいつものように、とうふを使いました。今日のは、リヤカーの入山とうふさんから買ったもの。
白玉粉80gに対し、とうふ120gでこねて、ちょうど良いかたさに(使う豆腐によって合わせる量のあんばいが変わります。調整してください)。
緑豆と合わせるから、いつもより気持ち小ぶりに丸め、おはじき形にしました。
ココナッツミルクは一度に使い切れないことが多いから、粉末にしました。KARDIで159円(税込)
それらを盛り付けたのが、こちら。
これはこれで、程よくおいしかったです。ココナッツミルクが、全体をうまくまとめてくれています。
緑豆のときは、生クリームや牛乳より、やっぱり南の国のミルクのほうが合うようです。甘さを足したくて、最後にあられ糖をふりかけました。
盛り付けを変えたら、もっと美味しそうに見える、かな??
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